
ラストカーライフはMT(黄昏人は韋駄天マニュアル車の夢を見るか⁉)
年甲斐も性懲りもなく人生最後の車はマニュアル車が良いなと、淡い希望をもっているものの、現実は険しく幾つもの壁が立ちはだかるばかり。
最後のわがまま、身勝手な夢を叶えるべく密かに努力をする、滑稽な黄昏人の愛車獲得ストーリーを笑って読んでいただけたら幸いです。
(バカの自己紹介)
自分はおそらく俗に言う車バカの部類に入る人間のようです。これまで乗ってきた車をここで上げたら、無駄に行数を増やすだけになるのでそれは止めておきます。それでも特に思い入れのある車を少しだけ上げてみます。
最初に乗った車が、白のカローラクーペで、次がモスグリーンのスプリンターSR。ベージュの117クーペ。モスグリーンのセリカカムリ。白のアルトワークスRSR。何を血迷ったか紺色のランクルプラド。濃紺のレガシィGT。そして今は白のR2という軽自動車を乗っていますが、遥か昔の初代ではなく二代目の方です。この中でダントツに思い入れがある車は、丸目でイエローヘッドライトのアルトワークスRSRです。いやぁ本当に良い車でした。よく愛犬は家族と言いますが、自分にとってワークスは家族のような車でした。
世間では車は自己満の見栄のための道具とか聞きますが、自己満は否定出来ないかもしれませんが、自分にとって断じて見栄などで乗るのではありません。信じてもらえないかもなので、車バカの片鱗をちょっとだけ紹介しますと、若い頃の話ですが、愛車が好き過ぎて洗車の際にタオルでは物足りなくて素手で洗ったことがあります。おバカですよね全く。
振り返ると長い間車にお金をつぎ込み散財し、大事な家族に迷惑を掛けどうしの人生です。深く反省し後悔しています。来世にまた人間として生まれることが出来たら、今度は車一台せいぜい二台までにすることを誓うものです。
しかしです、車バカとしては前述の諸々を承知の上で、人生最後の車はスポーツタイプのMT車を乗りたいのです。どの口が言わせているのかと自分でも思います。
以上、簡単な自己紹介でした。→ つづきは本編で
MTの壁 その壱① ・・・(宣告)
R2は良い車だと思います。特にデザインはエクステリア・インテリアともにお気に入りです。走りに関しては、ノーマルエンジンにCVTながら平坦な道ではなかなかのものです。四気筒と四輪独立サスペンションに加え四駆ですから悪いはずもなく、高速クルージングは軽自動車らしからぬ安定感です。さすがはスバルと言い切れます。
しかしです、唯一とも言える弱点があります。坂道です、トルクが細すぎるのであります。軽トラにもアオラレます(泣きです)
そしていま一つ、これは年式の古さもあり致し方無いところなのですが、
「オイル漏れ」です。それもかなり深刻な状況が続いています。
一度は結構大掛かりな修理をしてもらったのですが、車検費用と同等くらいの出費でした。一年くらいで再発症してしまったのは痛かった。整備士さんによると、エンジンオーバーホールが必要とのこと。最近ではオイルの匂いがひどく、家族にもイヤな思いをさせております。
家族(妻)いわく、我慢してR2を乗れるところまで乗るか、乗れなくなったら安価な軽自動車を見つけるか、さもなくば潔く車に乗ること自体に幕を下ろしたほうが良いと、それがつましい年金暮らし老人の決断というものでは?と言われ・・・
自分にとっては死刑宣告にも等しいお言葉。それだけはならじと思案する鬱々の日々。 トホホ → つづきはまた。

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