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鎌倉「成就院の萩 2024」 【四季折々の花、草木】〈名所編 その49〉
人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。
いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。
これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。
四季折々の花、草木〈名所編〉
その49「成就院の萩 2024」
「七里ヶ浜」方面に用があったので、途中「成就院」に立ち寄る。
かつて参道を彩った「紫陽花(アジサイ)」は、平成27年(2015)に始まった参道の全面改修工事に伴い、宮城県南三陸町に寄贈され、その縁から改修後は宮城県の県花である「萩(ハギ)」の苗が植えられたという。
その「萩」の見頃を伝えたくて、立ち寄ったのだけれど、これからなのか?過ぎてしまったのか?がわからない…。
「萩」は見頃の判断が最も難しい植物だとも聞く。
これから「萩」の名所として知られる「宝戒寺」や「海蔵寺」などを訪ねながら、「萩」の見頃を覚えていきたい。
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鎌倉「成就院」の「萩(ハギ)」の件。
9/28(土)に「(見頃は)これからなのか?過ぎてしまったのか?がわからない…」と投稿したけれど、この間、「萩」の名所とされる「海蔵寺」や「宝戒寺」を訪ねながら、見頃(満開)の判断が難しいとされる「萩」について勉強した。
「萩」の花が散るときは、梅と同じく「零れる」と表現する。
「萩」は花期が長く、満開の時期がはっきりしないまま、いつの間にか零れていくものらしい。
「萩」の花が零れ、地面に積もっていく様子を「零れ萩」と呼ぶ…等々。
昨夕、買い物ついでに、改めて成就院に立ち寄った。
あえて言おう…
鎌倉「成就院の萩」は、いまが見頃だ。
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【所在地】
神奈川県鎌倉市極楽寺1−1−5
【メモ/雑学】
・「成就院」は真言宗大覚寺派の寺院。
・本尊を不動明王立像。
・承久元年(1219)、鎌倉幕府三代執権・北条泰時(1183~1242)が創建したとされる。
・「成就院」の山門へとつづく石段は、除夜の鐘と同じ108段あるといい、この参道を振り返ると由比ヶ浜や材木座海岸を一望できる。
以上
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