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東紀州「種まき権兵衛の里の紅葉 2022」【四季折々の花、草木】〈名所編 その19〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その19「種まき権兵衛の里の紅葉」

所用で帰省したついでに、隣町まで紅葉狩り。

東紀州「紀北町・種まき権兵衛の里」へ。

昔は冷え込みが強かったため、多くの木々が同じタイミングで色づいていたけれど、今は冷え込みが弱まったことで、気温の変化に敏感な木々から色づき始めるようになった。

その結果、紅葉真っ盛りの木もあれば、まだ色づいていない木や、すでに散ってしまった木があって、なかなか一斉には揃わない。

昔の方が紅葉における「見頃」は短かったけれど、見応えはあった。が、ある意味、今の方が紅葉は長く楽しめる。

地球温暖化による気候変動の影響で、あまり悠長なことは言っていられないけれど、いつまでも季節の移ろいには敏感でいたい。

2022年12月3日のFacebookより

【撮影日】
令和4年(2022)12月1日

【所在地】
三重県北牟婁郡紀北町便ノ山768

【メモ/雑学】
・紀北町海山地区に伝わる、江戸時代中期の豪傑・権兵衛にちなんだ観光スポット。
 ・昭和63年(1988)から平成元年にかけての「ふるさと創生事業」によって整備されることが決まり、平成6年(1994)に開園した。
・園内には築山林泉回遊式の庭園になっており、権兵衛のゆかりの品々や地域の民俗資料を展示した「権兵衛屋敷」などがある。

↓「種まき権兵衛」のお話はこちら↓

以上

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