社労士電子証明書を取得したこと
今回は、社労士事務所を開業して3か月目に「社労士電子証明書」を取得した件についてお伝えします。
参考にしていただけることがあれば幸いです。
電子申請と電子証明書
電子申請とは、事務所や自宅のパソコンからインターネットを利用して、オンラインで申請・届出を行うものです。
電子証明書は、従来の書面での手続きにおける印鑑に相当するもので、特定の認証局が発行する電子的な身分証明書です。
電子申請時に電子証明書を添付することは、自署や押印に相当する法的効果が認められる非常に重要な行為であり、必須事項です。
社労士として電子申請を行うためには、「電子署名及び認証業務に関する法律」に基づく特定認証業務の認定を取得した認証局が発行する社労士向けの電子証明書である「セコムパスポートfor G-ID社会保険労務士電子証明書」(以下「社労士電子証明書」という。)が必要です。
社労士電子証明書は、社労士名簿に登録された社労士法第二条に定める事務に従事する社労士(開業・社労士法人の社員・勤務)が取得できます。
参考までに、2022年8月末時点で、開業等社労士(開業及び社労士法人の社員)の約61.5%が社労士電子証明書を取得しています。
これから社労士として仕事をしていくうえで社労士電子証明書は必須のものだと思い、私も取得することにした次第です。
社労士名簿登録の確認を待って
私は、2022年7月の時点で「その他登録」から「開業登録」への種別変更の届出をしていました。
その関係で、全国社会保険労務士会連合会(以下「連合会」)からの登録変更の通知が届くのを待ってから社労士電子証明書を申請することにしました。
開業社労士として社労士名簿に登録されていないと、社労士電子証明書の取得ができないからです。
そして、9月初旬に連合会から「社会保険労務士登録事項変更通知書」が届きました。
電子証明書取得の流れについて
それでは、私が実際に行った申請してから取得完了までの流れを以下に記します。
STEP1.仮申込
9月18日、連合会ホームページ会員専用ページ「電子申請情報」に掲載の仮申込フォームに申込情報を入力し、送信しました。
9月26日、セコムトラストシステムズ株式会社より、本申込用の利用申込書が郵送で届きました。
STEP2.本申込
9月26日、発行手数料(税込み16,060円)の振込手続きと印鑑登録証明書の取得をしました。
印鑑登録証明書は、マイナンバーカードがあればコンビニでも取得できます。
9月27日、利用申込書の内容を確認して印鑑登録証明書の実印を押印し、その利用申込書と手数料振込控えのコピーと印鑑登録証明書とを併せて、セコムトラストシステムズに郵送しました。
手数料振込控えのコピーは、ネットバンキングの場合は、振込画面の印刷でも可です。
STEP3.電子証明書の受取
10月8日、自宅住所に最寄りの郵便局から本人限定受取郵便(基本型)の通知書が届きました。
これは、電子証明書が発行されたという理解でいいみたいです。
この通知書と身分証明書と認め印を持って郵便局に出向き窓口で、本人限定受取郵便(基本型)を受け取りました。
この郵便は本人限定受取なので、当然ながら本人のみ受取可となっていました。
STEP4.電子証明書のダウンロード
受け取った本人限定受取郵便に同封の書類とダウンロードマニュアルを参照し、証明書をダウンロードしました。
手順通りに行い特に問題なくできたので、指示どおり電子証明書ダウンロードツールより「受領書」を送信して完了しました。
ダウンロードが済んだ時点から電子証明書が利用できるようになります。
おわりに
私の場合は、申請から約3週間で社労士電子証明書の取得(ダウンロード)ができました。
これで、社労士としての電子申請ができるようになったのでした。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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