退職そして開業の決断
決断の日
今から約2年前の2022年6月、月末に近いその日、長年勤めた会社を辞める決断の日となりました。
会社の業績の推移とこれまでの経緯で、自分の中ではある程度の覚悟はしていたのですが、いざその場に直面するとさすがにドキドキで緊張しました。
部下に退職を伝えられたことはありましたが、自分が伝えるのは初めてでした。
そしてついに退職の意思を伝える瞬間を迎えました。
言ってしまったからにはもう引き返せません。
仕事の引継ぎは数日以内に終えてつぎのステージへの準備開始です。
そうです!社会保険労務士としての開業です。
かれこれ1年以上の間、いろいろな考えが頭のなかをかけめぐりました。
いつも堂々めぐりになって答えが出せず、自分に嫌気がさすこともありました。
資格を持っているだけで食っていけるほどあまい世界ではないことも分かっているつもりでした。
でも、だれにとっても最初の一歩はあるはずだから、覚悟をもってやるしかないと決めた次第です。
大事なのは、過去ではなく未来です。
社労士試験合格後の経過
私の社労士試験合格後の経過を簡単に記してみます。
・2012年(平成24年)第44回社会保険労務士試験合格(受験7回目)
・2013年(平成25年)社会保険労務士事務指定講習(社会保険労務士登録に際し実務経験がない場合に受講が必要な講習)修了
・2014年(平成26年)社会保険労務士登録(その他登録/社会保険労務士会入会)
・2017年(平成29年)社会保険労務士登録返上(社会保険労務士会退会)
・2017年(平成29年)宅地建物取引士試験合格
・2018年(平成30年)宅地建物取引士実務講習修了
・2022年(令和4年)社会保険労務士再登録
社労士の受験を思い立った当時(2005年頃)は、社労士の資格をとったら独立して仕事をしたいと思っていました。
しかし、試験に合格したあと一度は社会保険労務士として登録をしましたが、その後もサラリーマンを続け、上記のような経過をたどりました。
一見迷走状態にみえますが、その時々で自分なりに考えて行動してきたつもりでした。
ただ、家族や家庭の経済状態を考えると、どうしても一歩を踏み出すことができませんでした。
現在の状況
2022年8月に開業して間もなく2年になろうとしています。
社労士としての個人事務所の経営は、想像以上にきびしいと実感しています。
当然ですが、仕事をもらえなければ収入を得られません。
現状は、社労士の仕事以外に、全く関連のない別の会社で1年契約の嘱託社員として働きながら収入を得ています。
「兼業」をしつつ社労士の仕事を得る努力をしているところです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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