「なぜ、特定の年代や歌手の歌がすきなのか」の続き :人生の各段階には新しい機会があります。
昨日、「なぜ、特定の年代や歌手の歌がすきなのか」について投稿しましたが、その続きがあります。
前回の投稿で、音楽の好みが30代前半で固定化するという研究結果を紹介しました。一瞬、自分の成長や変化が30代で終わりなのかと失望しましたが、よく考えてみると、これからシニアになる方々、あるいはすでにシニアの方々には、新たな希望と展望があることに気づきました。
その理由は、シニアになると、人生の優先順位を自由に設定し直せるからです。前回引用した記事によると、30代で音楽の好みが停滞する主な理由は以下の3つでした:
選択肢の多さに圧倒される(19%)
厳しい仕事がある(16%)
幼い子どもの世話がある(11%)
Musical Paralysis sets in even younger than you think - Hypebot
これまでは会社に尽くし、長時間労働をしてきたかもしれません。子育ては喜びでもありましたが、時間と労力を要するものでした。しかし、シニアになると、子育ては一段落し、仕事のスタイルも変えられます。つまり、時間的・精神的な自由が増えるのです。ここにシニアの新しい展望があります。
今は、インターネットを使えば、会社や住む場所、国にとらわれない新しい働き方、いわゆる「デジタルノマド」の時代です。シニアの方々は、これまでの人生で苦労して培った個人個人の知見を、試行錯誤なしに、賢く、やりたいことをインターネットで発信できる良い時代になりました。
日本は超高齢社会と言われますが、豊富な知見を持ったシニアという宝があると考えると、その知恵を活かすことで、新しい高齢先進社会の在り方を世界に提案できる可能性があります。
みなさん、これまでの「知見」、「知恵」、「気づき」をどんどん発信しましょう! 音楽の好みが30代で固定化するのは事実かもしれませんが、人生の可能性は年齢とともに広がるのです。