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2024年に買った本から50冊ピックアップ

年末に一年を振り返る恒例の企画に乗っかって、今回は今年買って読んだ書籍の中からおすすめしたい本をピックアップしようと思います。

ジャンルとしては、以下3つに分かれていて、ほぼ①か②でしたw
① 人文知
② 組織開発・人材開発
③ その他

この記事は【QUMZINEアドベントカレンダー2024 https://qumzine.thefilament.jp/ 】にエントリーしています!


①人文知

1.  宗教の起源

ダンバー数で有名なロビン・ダンバーによる、ダンバー数を超える一つの集合が宗教だよね。という観点から宗教というものに切り込んでいくのが面白かった。

2. 自由意志の向こう側 決定論をめぐる哲学史

決定論とは。という興味から手にした本。

3. 口訳 古事記

日本人なら、「古事記」に記されているエピソードはどれかは一度は聞いたことがあるはず。現代人が理解しやすいわかりやすい言い回しで書かれていて、気軽に楽しめる古事記。

4. 戦争と交渉の経済学: 人はなぜ戦うのか

COTENのキックオフでメンバーから教えてもらった本

5. はじめての西洋ジェンダー史:家族史からグローバル・ヒストリーまで

COTENで今年、女性社会参与について研究したので。

7. 自分とか、ないから。教養としての東洋哲学

これをきっかけに東洋哲学に興味をもってくれる人が増えたら良いと思うし、「哲学」という概念に対するとっつきづらさのハードルを下げてくださった良書

8. 暇と退屈の倫理学

⚪︎⚪︎の倫理学って本、何冊か読みましたw

9. ケマル・アタテュルク -オスマン帝国の英雄、トルコ建国の父

コテンラジオの「ケマル・アタテュルク」回は本当におもしろかった。

10. ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義

今、中東で何が起きているのか、の解像度が爆上がりする一冊。

11. 現代思想 2024年2月号 特集=パレスチナから問う ー100年の暴力を考える

歴史観点で物事を捉えることの重要性を改めて痛感する

12. 現代思想 2024年8月号 特集=長期主義 ー遠い未来世代のための思想ー

COTEN社内で今年話題になった長期主義。

13. 見えない未来を変える「いま」 ーー<長期主義>倫理学のフレームワーク

長期主義2冊目。

14. <効果的な利他主義>宣言!ーー慈善活動への科学的アプローチ

これも長期主義関連

15. クリティカル・ビジネス・パラダイム:社会運動とビジネスの交わるところ

今年読んだ本で個人的にはトップ3に入る面白さ

16. 経済成長主義への訣別

むずかったけど、哲学×経済学というのはやっぱおもしろい。COTENでご一緒しているしなっちのXから。

17. RITUAL(リチュアル): 人類を幸福に導く「最古の科学」

会社組織における各種「儀式」の意義についてもこれを機に考えてみてほしいと思った。

18. カーストとは何か-インド「不可触民」の実像

コテンラジオのムガール帝国編もおもしろかった!!

19. 意識と本質-精神的東洋を索めて

イスラーム哲学を勉強したくて。

20. イスラーム哲学の原像

イスラーム哲学がおもろかった

以上、人文知関連で今年買った本から20冊ピックアップ。COTEN RADIOからの影響から読んでるものもあるけど、世界を複層的に理解していくためには、本当に「人文知」は重要だなと痛感しています。


ここからは、戦略人事、コーチング文脈で勉強した本の中からおすすめをピックアップ。

② 組織開発・人材開発

21.  NOISE : 組織はなぜ判断を誤るのか?(上・下巻)

ファスト&スローで有名なダニエル・カーネマンの意思決定にまつわる著作

22.  知識創造企業(新装版)

暗黙知と形式知。ミドルマネジメントこそ、ナレッジマネジメントの中心にいるべきだ。という論点は非常に興味深く、また頼もしかったです。

23.  ワイズカンパニー: 知識創造から知識実践への新しいモデル

壺中人事塾の坪谷さんからお薦めいただいて。

24.  図解 人的資本経営 50の問いに答えるだけで「理想の組織」が実現できる

トレンドワードですが、結局なに?ってなりがちなのですが、まとまっててわかりやすかった。

25.  知ってるつもり――無知の科学

「無知の知」についての理解が深まる。認知科学っておもしろい。

26.  戦略の要諦

帯が強烈だけど、本書内でもミッション・パーパスを全面的に否定しているわけではないので誤解なきようw

27.  「起業参謀」の戦略書 スタートアップを成功に導く「5つの眼」と23のフレームワーク

参謀というポジションへの憧れがあるようで

28.  「変化を嫌う人」を動かす: 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由

ホモ・サピエンスを理解するのはマネジメントに有効

29.  ベンチャー・スタートアップ企業の労務50のポイント

まさかこの岩田さんに労務を直接教わることになるとはw

30.  図解 労務入門 人事の土台をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

労務に対する概念が大きくアップデートされた

31.  図解でわかる! 戦略的人事制度のつくりかた

人事図書館で出会って即購入

32.  女性活躍から始める人的資本経営 多様性を活かす組織マネジメント

中原先生の帯書きの通りw

32.  10倍成長 2倍より10倍が簡単だ

10x思考についてわかりやすく理解できる

33.  企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

「構造的無能化」とは言い得て妙だなぁw

34.  働くということ 「能力主義」を超えて

「⚪︎⚪︎」とはなにか系の本が好きらしいです

35.  なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

成人発達理論のロバート・キーガンの名著を今更読ませていただきました

36.  組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学

ストーリーテイストで成人発達理論が理解できる

37.  「人の器」を測るとはどういうことか 成人発達理論における実践的測定手法

成人発達理論、今年のマイブーム。

38. ミンツバーグの組織論 7つの類型と力学、そしてその先へ

ミンツバーグをちゃんと学ぶ

39. コーチングの神様が教える 「できる人」の法則

「20の悪い癖」当てはまりすぎてました😂

40. ソース原理[入門+探求ガイド]――「エネルギーの源流」から自然な協力関係をつむぎ出す

「すべては1人から始まる」の前に、本書を一読しておいた方が個人的には理解が進むと思った

以上、組織開発・人材開発関連で今年買った本から20冊ピックアップ。いかにもっていう人事系の本だけではなく、より構造的に事業側の景色を踏まえて、戦略人事の領域の解像度を高めていくかに力点が置かれている気がします。あとは認知科学関連でコーチングの学びを深めていくもの。
今年の自分のトレンドも反映されていますねw


最後の10冊は、その他ってことで、完全に別ジャンルじゃない気もしますが、①、②ってよりは一旦番外編かなってものも含まれてます。

③ その他

41.  ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

ウバ鹿と略される本で、独特の切り口で社会を捉えていて面白かったです

42.  ある行旅死亡人の物語

フィラメント角さんからご紹介頂いた本。これマジでノンフィクションなんですか?と思うほどの物語がそこには詰まってました。

43.  2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義

これライブで聴けた学生は心底うらやましい。

44.  Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

②に分類してもよかったけど、一応こちらへ。フィラメントでメンターとしてご一緒させていただいている河合さんのご紹介で読んだ本。

45. THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

これもフィラメント角さんから教えていただいた本。

46. 脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論

脳科学の難しい本と思いきや、とても読みやすく「知能」についての解像度を上げてくれる本

47. ザ・スタートアップ ネット起業!あのバカにやらせてみよう

ビットバレーなつかしいw

48. なぜ働いていると本が読めなくなるのか

想像以上に歴史の本だったw

49. 裸眼思考

メタファーというか言語化力がすごい。

50. 新装版 アブダクション: 仮説と発見の論理

演繹法、帰納法とは異なる新しい推論であるアブダクションについて。「厳密ではない推論」という新しい概念が非常に興味深かったです。

終わりに

と、ざーっと羅列してみました。
50冊に絞るの結構難しかったですが、こうして振り返ってみると年初から年末に至るまでの自分の興味のトレンドの変遷や、特徴が出ていて興味深かったです。

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