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ガマガエル君との再会

夕方、ポストに郵便物を取りに行こうとして、ふと下を見ると何か大きなものがある。
最初は、濡れた茶色の大きな落ち葉かと思った。滑って転ぶと困るので、よく見るとそれは、珍客のガマガエルだった。

数年前までは時々見たが、最近現れなかった。「どこへいったのかなー」と思っていたから、数年ぶりの再会である。


この後ろ姿、どこかユーモラス


ヘビは嫌いだが、カエルは愛嬌があり、声を掛けたくなる。

「ガマガエルちゃん、何処へいっていたのよ。 久ぶりだね~。元気?」と声を掛けたが、ゲロゲロとも言わず、ガマちゃんは知らんぷり。

久しぶりだから撫でてやりたい気持ちになったが、野生のものには触らない方が良いと思い直し、代わりに寿命などを調べてみた。

すると、寿命は4~5年とのこと。
とすると、このガマちゃんは数年前に会ったものかもしれない。でもその子孫かもしれないなー なんて思っていたら、ビックリすることも分かった。

それは、強力な毒性があることだ。
ガマガエルは、幻覚作用を引き起こすブフォトキシンという毒を持っている。
そして身の危険を感じると身体から毒を分泌し、寄生虫や外敵から身を守っている。

人間がガマガエルを触った手で、目をこすったりすると失明したりすることもある。また誤って毒が口に入ったりすると、嘔吐や下痢、幻覚を引き起こし、最悪の場合は心臓発作を起こして死んでしまうこともあるとのこと。

そんなことは今まで全く知らなかったので、草むしりするとき気を付けなくっちゃ。
万一触った時は、すぐ手を洗う必要がありそうだ。

でも、のっそりと動くガマガエルは、どこかユーモラスで、気を和ませてくれる。
君と再会して、そんなことを知ったよ。
お互い少し距離を取りながら、また会おうね。

#ガマガエル


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