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4つの同時挑戦 その1・ギター


「ちあき なおみ」の歌に、 “♪ 4つのお願い”と言うがある。それに因んだわけではないが、私は今年4月から更なる上達を目指して、4つを同時挑戦し始めた。

それは、アコーステック・ギター、ハーモニカ、ピアノ、そして英語の4つである。
この4つは、もともとある程度出来る。でももっと上手くなり、友人を喜ばせたいとの思いが強くなった。

ギターで言えば、アルペジオが出来、イントロが弾けて、弾き語りが出来ればカッコイイじゃないか。希望は若さの秘訣。「希望がある限り青春であり、希望を失くした時、人は老いる」と言う意のサミュエル・ウルマンの言葉が思い出される。

75歳にして今更との思いもあるが、楽器がカッコよく出来れば楽しいじゃないか、音楽は音を楽しむと書くじゃないか。
英語がもっと分かり、本当に自信をもって“出来ます”と言えるようになりたい、そうすれば馬鹿でない証明にもなるし、人の役に立てる度合いも高くなる。そして物事がさらに多面的に見えるようになる。そんな思いからである。

4つ同時とは、ちょっと欲張りな気もするが、なぁ~に、ギターもハーモニカもピアノも音符は共通だから、音楽と英語の2つとも言えるじゃないか。

■ アルペジオ奏法へのキッカケは、アメリカの友人の演奏から

ギターは40歳から7年半、プロに習った。それから約30年。それである程度できるのだが、永らくピックを使ったコード演奏しかできなかった。アルぺジオ(指で弦を一本づつはじく分散和音)は出来なかった。
いつかはアルペジオでカッコよく演奏・・・との思いだけでアッという間に月日は流れた。

ところがある一寸したキッカケになることがあった。2018年の12月にアメリカ人の友人家族と久しぶりに一緒に過ごした時だった。
その時、友人の長男のジョンが「茶木さん、ちょっとそこにあるギターを弾いてもいいかい?」と言うので、勿論OKだよと答えると、彼はアルペジオ奏法でギターの弾き語りをした。勿論アメリカの曲だが、それがカッコよかった。


愛用のギター


そこで、「ねぇジョン、そのアルペジオ奏法は難しいかい?」と尋ねると、「いや、少し練習すれば、弾けるようになるよ」と言うではないか。

「練習は嘘をつかない」の言葉通り、それから約半年経つと徐々に弾けるようになったのである。
従来のピック奏法だと、味わいが薄いのと、永らく家人から「うるさい」と言われて来た。
だが、アルペジオ奏法で弾けるようになると、味わいは出るし、音も柔らかくて静かである。私にとってワンランク高みに上がった気がした。

それで、好きな曲の弾き語りが数十曲弾けるようになると、次のものが見えて来た。今まで弾き語りをする時、いきなり歌に入ったが、やはりイントロがあるのと無いのでは、格段の差だ。でも無理だろうなぁ~・・・でも弾きたい。夢はまたちょっとした次のキッカケから広がった。


■ イントロ奏法へのキッカケ


私の弾き語りジャンルは、カントリーウエスタン、演歌、童謡、日本のホップス等である。ある日パソコンを遣りながらUチューブで私の好きな弦哲也作曲の「二人酒」を聴いていた。その演奏を弦哲也が弾き、川中美幸が歌うのだが、その弦哲也がカッコいい!!

あんな風に弾けたらカッコいいとは思うが、彼は日本作曲家協会の会長に就くくらいの人であり、ギターの名手でもあるから、最初は「私には無理」と思った。

しかし、「ちょっと待てよ。あんなに上手には弾けなくとも、彼も私も指が5本だから、真似事なら出来るんじゃないか」と思い直した。
だって、友達と一杯のみながらギターの弾き語りをする時、いきなり歌い出すのと、イントロがあって歌い出すのとは、全然違う。

イントロ(前奏)があれば、気分は盛り上がる。
それで毎日練習した。
最初は楽譜の音符と、ギターの手が一致しなかったが、それから数か月、徐々に出来るようになってきた。

今は、二人酒、北国の春、知床旅情、そしてジョン・デンバーのカントリーロードは、何とかイントロから入れるようになったのである。

人間やればできるもんだねぇー。


ハーモニカについては、また次回の心だぁー。
(これは小沢昭一の、小沢昭一的こころだ―の真似。なぜなら私がハーモニカを吹きたいと思ったのは、故小沢昭一氏の存在があったからである)


#ギター #サミュエル・ウルマン #4つの挑戦


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