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一枚の写真から・・・気分は007ジェームスボンド ・トヨタ2000GT
世の中に、こんなに美しい車があるのか!・・・と思った。
その名はToyota2000GT。「映画007は二度死ぬ」でジェームスボンドが乗り「ボンドカー」として登場した車である。
ボンドカーは、市販車にはないオープンカーとして、Toyota2000GTをベースに撮影用に2台だけ造られたのである。
私は幸運にも、そのボンドカーを製作した人の一人、Sさんに会い、いろいろ話を聞くことが出来た。そして左ハンドルのToyota2000GTを見せてもらった。
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ウッドパネルは、日本楽器(ヤマハ)が、
ピアノ制作の技術を注ぎ込んだ。
天然木なので、同じものは二つとない。
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官能美との形容がピッタリくる車だと思った。
この車と一緒にいると、007のジェームスボンドこと、ショーン・コネリーになったような気分だ。
「My name is Bond・・・James Bond」と,、キザでもイイから言ってみたくなった。
でも、こんなに綺麗に維持するのはたいへんだろうなーと思ったが、Sさんは特殊技能を持つ人で、「部品が無いなら全て造る」と言う。
この人はロンドン~シドニーマラソンラリーに、ビックエルフォートが乘る“コロナマークⅡGSS”をラリー仕様に仕上げた人でもある。
また別の機会ではあるが、知人のToyota2000GTを運転する幸運にも恵まれた。
さすがにメカニズム的には製造から30年も経つと(その時点で)疲れを感じさせるが、見るからに高性能、そして絶世の美女を思わせる流麗なスタイルに、街行く人は振り返るのである。
トヨタさん、この車の復刻版を出してくれないかな~