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likeabird
☆羽田航空機衝突炎上事故 現時点での私の視点 ☆
1月2日夕方、TVのスイッチを入れたら、羽田空港での着陸時の飛行機炎上事故が流れた。
咄嗟に、次の二つの原因が考えられると思った。
1・管制等からの指示ミス。
2・海上保安庁の中型機機長の、何らかの勘違い
いずれにしても人為的ミスであろう。
本当はあって欲しくないが、航空管制ミスによる航空事故は、何件も起きている。
その一例だが、民間航空機史上最悪の航空機事故となったのが、1977年3月に起きたものだ。
それは、スペインのカナリア諸島(アフリカ大陸西側の大西洋上)の空港で、KLM機とパンアメリカン機の2機が滑走路上で衝突し、583名が死亡したものだ。
飛行場は、グランドコントロールや、タワーコントロール、ディパーチャーコントロールなどに分けられていて、それぞれの範囲の指示を出す。
乗降スポットを離れ、地上滑走、そして滑走路進入、離陸と進むと、途中で管制が切り替わる。
今回の場合、どこでどのようにミスが起きたのかは分からないが、悲惨な事故になってしまった。
ただ今回の場合、双方の機長が存命である。海保機の機長は重症とのことだが、回復して状況が訊ければ、割と早い段階で原因究明がなされると思う。
事故原因の解明が待たれる。
尚、海上保安庁のボンバルディア製MA722型機は、国産のYS―11の後継機として、海上保安庁が導入したものである。
全長も約26mと、YS-11とほとんど同じ大きさで、高翼のプロペラ機。
因みに、翼の付け根が胴体上部に着いたものを高翼機、中ほどについているものを中翼機、胴体下部に着いたのを低翼機と呼ぶ。
高翼機の大いなる利点は、上空から下方がよく見えることである。
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同型のエアバスA350型機
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