百年草 千年草
■ 百年草
植物に対する知識があまりない私は、最初この植物を見た時「アロエの大兄貴」かと思った。
観た場所は、東京の瑞穂町にある「みずほエコパーク」。
それにしては大きいなぁ~と思い、足を止め、案内板を読んでみると、百年草とも言われるリュウゼツランと書かれていた。
英語ではCentury plant(世紀の植物)、漢字で書くと竜舌蘭。まぁ確かにその文字から、竜の舌に似ている。上手い名前をつけるものだなーと感心した。
この植物は、メキシコやアメリカ南西部の乾燥地帯に自生するとことで、食用にもなるし、乾燥させて燃料にしたり、繊維を縄にしたり、日本の茅葺のように屋根を葺くのにも使用されるとこのとだ。先住民の知恵ですね~。
調べていて、もう一つ面白い記述を目にした。
この植物の葉の繊維から作った縄は、水を吸うと非常に収縮する。
その特性を知る犯人は、殺したい人物の自由を奪ってその首にリュウゼツランの縄を巻き、数時間後に雨が降ることを予測して屋外に放置し、アリバイを作るというトリックが用いられた例があるとのことだ。
なるほどとは思うが、そんなのは、映画かTVのサスペンスものだけにして欲しい。
その話はともかく、これを食した先住民が100年生きたかどうかは分からないが、百年草の名前にはあやかりたいものだ。
■ 千年草
そんなことを思っていたら、もう一つビックリする千年草の情報が飛び込んできた。
ウェルウィッチア(Welwitschia_mirabilis)である。和名では奇想天外とも呼ばれているとのこと。
自生地はアフリカの南西部、ナミブ砂漠である。
今まで知らなかった百年草、千年草。そんなことを知るだけでも視野が広がった。百年草との出会いに感謝したい。
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