市役所を味方につけて、蜂と対決
2挺(ちょう)拳銃ならぬ 2挺スプレーで勝負!
本日夕刻6時、生死を懸けて蜂と対決を行った。私一人に相手は多数。これはもう一気に相手を殲滅する以外に方法はない。相手は何匹いるか分からない足長蜂だ。
防護服に身を固めた私は、両手に二艇拳銃ならぬ二艇スプレーで伸るか反るかの勝負を挑んだ。 激闘の末、私の勝利に終わった。私はまだ生きているぞ!
事の始まりは昨日の夕方だった。庭の一角にあるキンモクセイの木に、足長蜂が一匹ウロウロしていた。偵察に来たのだろうと踏み、「こんなところに巣を作られてはたまらん。今のうちに駆除しておこう。そうすれば仲間を連れてくることは無い」。そう思ったから、保管してあった強力なスズメ蜂キラーのスプレーを噴射した。でもまだフラフラと飛んでいるので、とどめの一発を噴射した。
やったぞ!・・・と思っていたら次の1匹、また1匹と飛び出すではないか? うん・・・とみていると、次々に飛び出してきた。これは危ないと思いすぐに逃げた。
私が噴射した先に、すでに巣があったのである。
そこにスプレーしてしまったのだから、たまらない。
20分ほどしたら収まった。敵の本拠地の巣が何処にあるのか見てみようと、恐る恐る近づいてみてもキンモクセイの葉が茂っており、薄暮で暗く奥が良く見えない。
今朝、恐る恐るの再確認
それで今朝、じっくり見てみると巣があった。結構大きくて直径10㎝は在りそうだ。これはマズい! 何とかしなければと考え、市役所に電話した。
担当の女性はテキパキした人で、「市役所では直接駆除はしていないので登録業者に頼んで欲しい。でも自分で駆除するなら防護服を貸し出します」と答えてくれた。
そんなサービスがあるとは有り難い。すぐに「じゃ、今日の午後取りに行きます」と伝えると、「じゃ、取り置きしておきましょう」と言ってくれた。
何しろ本格的な防護服は高い。借りに行ったとき「大変ありがたい。防護服って高いんですよね」と言ったら、「ええ、これで一式10万円以上します」との言葉にビックリ。さらに「でも、この防護服の耐用年数は過ぎていますから、何かの時には逃げて下さい」と言われ2度目のビックリ。
防護服を着用してみた。見た目はまるで消防士のようだ。
こんなのを着用したのは初めてのことで、身動きが取りづらい。でも分厚くて、丈夫で、ネット付きのヘルメットを被ると、蜂が飛んで来ても大丈夫と思えた。耐用年数が何年過ぎているか分からないが、そんなものは大した問題ではない。防護服があると無いでは雲泥の差、月とスッポンである。
前述のとおり、市役所を味方につけた私の戦いは、我が方の勝利で一件落着。
すぐに服を脱ぎ、風呂に入り、飲んだビールは格別に上手かったなぁ~
市役所さん、有難う。またの時にはお願いしますね。
余談1:異なる市町村での対応
蜂駆除実施の有無や、防護服の貸し出しは、各市町村により対応が異なると思いますので、お住いの市役所にご確認下さいね。
電話や窓口で「蜂の巣駆除の相談です」と言えば、しかるべき部署を案内してもらえると思います。私の住んでいる市では、環境保全課が窓口でした。
余談2・進歩している駆除スプレー
今回の駆除は、あしながハチでしたが、巣の形状はスズメバチだったので、私はその両方の蜂用のスプレーを用意しました。
どうも、スズメバチの空き家の内側に、あしながハチが巣を作ったようです。
使い慣れたアース製薬のスプレーを買おうと思いホームセンターにいったら、そのスプレー缶に「反撃されない成分で安心」との新しい文言が書いてあった。使ってみると確かに反撃する蜂はおらず、出て来た蜂はフラフラと飛んでどこかへ行ってしまいました。
さらに嬉しいことには、巣作り予防効果が1ヵ月あると記されているのです。。
もともと駆除専門家からスプレーしておくと巣作り予防効果はあると聞いていましたが、その文言を見たのは、今年のスプレーからです。
スズメパチ用のものは2,180円、あしながハチ用は1,080円。スズメハチ用のものは強力なだけあって値段も約2倍しました。
スプレーの進化を感じましたね。
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