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サーキット走行は人生の彩り

人はサーキット走行なんかしなくても、生きていける。
でも、なぜそんなことをするのだろう・・・? 
その世界に永く関わってきた私の答えは、「人生にいろどりを添える」からである。

例えば部屋に、花も無く、絵も無く、カーテンも無くても、生きては行けるが殺風景で寂しい。
だが、一輪でもいいから花を置き、想いでの写真を飾ると、華やかになり楽しくなる。
サーキット走行をするのも、それと同じことだろう。

人は、生きるのに精一杯の時は余裕は無いが、少し余裕が出来てくると、興味のある分野に目が向く。
あんなことをしてみたい、こんなことをしてみたい・・・、それはマズローの要求の5段階の最上位に位置する「自己実現の欲求」である。

だから、車に興味のある人は、「一度はサーキットを走ってみたい」と思うのは当然のことであろう。


何もしないで無味乾燥な人生を送るか、何かをして人生に彩りを添えるかは、自由であるが、私はサーキット走行に興味があれば、大いにお勧めしたい。

といっても、なにもレースを勧めている訳ではない。マイカーで気軽にサーキット走行ができる、サーキット走行会がお勧めである。しかもそれは意外に簡単に出来るのである。


筑波サーキットのコントロールタワー(茨城県)
出走を直前にして、ピットロードで待機している参加者
サーキットタワーからダンロップブリッジと筑波山を望む。

■3つあるサーキット走行


1つ目:まず、一番気軽に出来るのが「サーキット走行会」に参加しての走行である。
車はマイカーでOKだ。免許証だけあれば、特別なライセンス等は無くてもOKだ。
勿論事前に参加申し込みをする必要はある。参加料は主催者とサーキットにもよるが、2万円位からというところが多い。

エンジンオイル、タイヤの空気圧をチェックし、さらにタイヤのホイールが外れて飛んで行かないようにトルクレンチでチェックする。自分で出来なければ、ディラー等で行って貰っても良い。

サーキットを走る要領は、主催者が当日、説明してくれる。
最初はドキドキするかもしれないが、走り終わると、ああ面白かったと満足感がこみあげてくる。この興奮を誰かに聞いて欲しいとも思うだろう。

2つ目:練習走行。(スポーツ走行とも言う)
レースに出ることなどを前提に、何度も走り込む。これにはサーキットが発行するサーキットライセンスが必要となる。

3つめ:レース
これは、ヨーイドンで一斉にスタートし、順位を競うものである。
これにはJAFのA級ライセンス等の競技ライセンスが必要となるが、レースに出てみようかと思うくらいになれば、車のこと、ルールの事、速く走るコース取りなど、いろんなことが分かる段階だから、ここでは説明省略。

サーキット走行会から始まり、レースには出ないでサーキット走行会だけに出る人もたくさんいる。
そしてサーキット走行会は、一般道より安全度は高く、学んで身につくことが沢山あり、結果として技量も上がり、安全に車を扱えるようになる。(人によるから保証はしないが)

尚、サーキット走行会はレースではないので、競う必要は無い。
周りに迷惑とならないような適度な速度で走り、最初の2~3周で目を慣れさせ、タイヤを温め、徐々にスピードを上げるなりして行けばよい。

サーキット走行会を大いに活用し、楽しんで欲しい。


#サーキット #筑波サーキット #サーキット走行会  

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