KURU TOGA DIVEを買おうとした少年の壮絶なストーリー
これはkurutoga diveを買おうとしただけなのにかなり壮絶になってしまった物語です。
これから書くことは全て実話です。
二月中旬kurutoga dive継続品の発売日が決定しました。どんなにこの日を待ち侘びたか…。発売日は3月3日。丁度卒業式の日でした。
卒業式ということで帰宅時間は午前中。他の卒業式がその日にない学校よりかは、かなり優位に立てるような条件だった。
発売日まであと2週間。発売日に自分と同行する親友Rがいた。同じようにkurutoga diveを買おうとしており、何より同行する人がいると安心感が半端じゃなかった。僕はその友達と当日の作戦を練っていた。
発売日まで1週間ごろ、彼の考え方が変わった。どうやら財布を見て買う意思を喪失してしまったらしい。彼と同行することはできなくなった。
そこで急遽LINEで友達を集め同行してくれる人を探すと2人、友達Yと友達Kが見つかった。僕は彼らに親友Rと練ったほぼまるパクr…リスペクトした作戦を伝えておいた。
この1週間は卒業式準備など色々と忙しかったが、なんやかんやで発売日当日が来た。さっき書いた通り、この日は卒業式だった。卒業式の最後の練習と本番はいつもよりも時が長く感じた。家に帰れる時間をカウントダウンしながら過ごしていた。
そして学校が終わり、部活もないのでいそいで帰る。昼食をそそくさと食べ、軽く身支度をし、1時、家を飛び出し自転車を走らせる。文具スーパーへの片道20分の道を自転車で走った。やっとの思いでついた。が店に入っても目当ての商品はみつからない。店員さんに聞いてみると「明日の何時かに入荷する」というようなことを言っていた。後から来た2人にこの事を言うと、片方の友達Yに「kurutoga diveを買いたい」という意思が芽生えた。親友Rの想いは友達Yが受け継いだ。まるで「ジョジョの奇妙な冒険」第六部で主人公の徐倫がエンポリオに自分の意思を受け継いだように(マニアックな話してすいません)。
その日の夜はどうしても寝れなかった。ASMR聞いても。とてつもない期待と不安が入り混じっていた。珍しく5時半過ぎに起きていた。
そして今日(3月4日)、電話がかかる。友人Yからだった。言ってた内容はひとまとめにするとこうだった。
「早く来てくれ。」
まあ、詳しく話すと長くなるので要約していうが、9時10分ごろに彼が文具スーパーに偵察しに来ると、すでに売っていたという。自分でもその可能性があるとは思っていたが、まさか本当に売っていたとは。カラーはブルーは売り切れ、グリーンは4個、オレンジは8個しかないと言っていた。お一人様一個までで彼が商品を保留することはできないと。その電話を聞いた瞬間、すぐに支度を始めた。
9時20分には家を出て、自転車で片道20分もある道を15分まで縮めて全力疾走で走った。なんとか文具スーパーについた。入り口を通り、予想である所を探したが、見つからない。レジにいる店員さんに場所を教えてもらおうとした時に、
深い絶望を感じた。
ガラスのケースの奥は空っぽだった。その時、自分は今まで感じたことのない、深い絶望を感じた。
正直、この後どうしようと思っていた。一般の人ならそこまで後悔しないと思うが、自分は本当に欲しがっていた物だった。売っている可能性の低い店に寄るか、超遠いところまで行って予約しに行くか考えながら他の商品だなを見つつ、ガラスケースを見ていたところ、3回目であることに気づいた。
「デンスグリーンのみ在庫あり」
これを見た瞬間、「本当か!?」と思い半信半疑でレジに駆け寄り、そのことを店員さんに言う。
本当に在庫あった。
商品の箱を見た瞬間は、とてつもない安心感があった。僕はそれをすぐに買った。一度絶望したが、買うことができたのだ。
実は、こうゆう超人気商品は今まで店舗で買ったことがない。自分が欲しいと思った人気なものはすでに売り切れていた。高額転売ヤーに頼りたくもなかった。
ただ今回で、その買えないループを断ち切った。過去の自分に打ち勝ったのだ。
今回の出来事で、常に冷静に判断し、慌てないことの大切さを再認識した。
もしこれに気づかずに諦めて帰っていたらと考えると恐怖で頭がいっぱいになる。
-これからも、その考え方と、そのペンを大切にしたいと思った。-
と言うことで無事に入手できました!解説&評価は後日に出します!
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