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効率か根気か。
最近思うこと。
それは
本音と建前の違い。
世間では、根性でやるのは時代遅れ。
気合いだけではどうにもならないと言い。
根性で粘る事も
時には大事
だと言うことは、
誰も教えてくれない。
でも、
一度社会に出ると。
一定数、根性を出している人を評価する人たちがいる。
少なくとも、気合いで乗り越えてきた
昭和を生き延びた世代の人たちはそう感じる人がおおいだろう。
例えば、
作った目の前で資料を目の前で破られたエピソードとか
テーブルを蹴り飛ばしたお客のエピソードとか。
どうにもできなくて、
耐え忍ばなきゃいけない場面を耐えできた人たちがいる。
今ならば
ハラスメント
という一言で片付けられてしまうのだろうけれど。
でも、
仕事をしている限り
(仕事に限らず言えるかもだけれど)
どこかの場面で、必ずと言って良いほど
『踏ん張りをきかせて、粘らなければいけない場面』
と言うのが幾度となく出てくる。
日常でいえば、
『詐欺被害に合いそうになった時に
いかに冷静に対処するか』
とかも、その例かもしれない。
ハイジャック犯との交渉。
オリンピックでの金メダル目前のメンタルの整え方。
ほぼ圧勝で、あと1点で優勝だったのに、10点差を連続で取られて
一気に追い込まれて、最後のサーブで手が震えている時。
どうしてもやらなければいけないタスクが、複数あって、どう考えても終わらない時。
いろんなシーンで、
粘り強く耐え抜く力
または
ストレスを跳ね除ける力
それらが必要だと、最近は思う。
いわゆるレジリエンス
と言うものなのかもしれない。
ある意味での、
逆境を跳ね除ける力
とでも、言うのだろうか。
役所手続きが煩雑でイライラした時に
『これは神様からの試練』って捉えてみたり
電車や飛行機が遅延や欠航になってイラッとしたとき時は
『心にゆとりをもちなさい』という、
メッセージだったり。
めんどくさい作業で
『なんで自分がやらなきゃいけないんだ』っていう場面も
そういう自身が試されているのだと。
そんな風に捉えるようにしてみている。
でも、
こんなことは
なかなかみんな口に出して教えてくれない。
根性は時代遅れ、
世界は効率化の時代。コスパ。タイパ。
とばかり言う。
でも、
どんなにコスパを目指していても
泥臭くて地味な作業は、絶対どこかにある。
エクセルでの体裁を整える作業とか。
フォントの大きさ合わせとか。
パワポでの枠の色やサイズの統一とか。
などなど。
そんな基本的でめんどくさいことこそ
大事なんだろうなぁ。
はっきりと
『根性と気合いで頑張りなさい』
って、わかりやすく言ってくれれば
部活みたいな気持ちで頑張れるんだけれど。
今の人たちは
口では建前的に『効率的にやりなさい。時間かけるのはムダ』
っていうから、すごく難しい。
もちろん、『必要ないことに時間をかけるのはムダ』という意味なのだと思うけれど。
丁寧さ、と、ムダ
って線引き難しいよね。
そんな呟きでしたとさ。
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