真面目なフーテンの寅さん 写真家・公文健太郎
北海道暮らしの私にとって、公文健太郎さんと言えば、毎年、北海道東川町で開催される写真甲子園の審査員。高校生たちに、作品の良いところや具体的な改善方法などを丁寧にお話されている姿が、頭に思い浮かびます。
公文さんは、ネパールでの撮影をきっかけに写真家となり、海外を始まりとして、旅から旅へ。ここ10年ぐらいは、日本の様々な地域で撮影をされています。
日本各地、農業の現場で撮影された写真集『耕す人』には、北海道の写真も入っています。それは、「北海道の農業」と言われて、一般的に思い浮