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合わない上司とどう付き合うか

気が合わない奴と一緒にいるのは苦痛である。
合わないと感じるのは、お互いの持つ人間としての質がまったく違うので、互いにいやな奴と反発しあってしまう。
やることなすことすべてが違ってしまうので、合わせようと努力してもうまくいかせることは無理である。
 
サラリーマンにとって、合わないいやな奴が上司に来るのは最悪である。
上司には部下の生殺与奪権がある。
職場移動希望の提出や転職などで、合わない上司からできるだけ早く逃げることが最善の策である。
しかし、逃げ出せないことがある。
そんな時には、上司と切れるようになるまで耐えるしかない。
どう耐えるのか?
 
いやな客を相手にするクラブのホステスを見習わなければならない。
上司を札束と考えて接客するのである。
いやな客ほど金を持っている。
ホステスはお客に気持ちを通わせる振りをしながら、頭では冷静に損得計算をしている。
人間関係には、知情意の三つの関係がある。
知では、人間関係を損得計算で繋げる。
情では、人間関係は共感や愛情など、気持ちや心のやり取りで繋がる。
意では、人間関係はお互いの欲求充足で繋がる。
 
気の合う人間関係とは、意の関係でありお互いの望むことが同じであり、お互いの関係には情が絡んでくる。
気の合う仲間同士では一緒にいるだけで心地よい。
 
合わない人間関係では、お互いに求めるものが違い、共感や愛情は生まれない。
合わない上司といて苦痛を感じるのは、気持ちを通い合わせようとするからである。
いやな客にサービスするホステスは、気持ちが通い合ったふりをするけれど、客から料金を取ることしか考えていない。
気持ちを込めなければ疲れない。
 
気の合わないいやな上司といる間は、気持ちを通わそうとせず、冷静に損得計算で動いていれば、心はそれほど痛まない。
明日からやってみませんか?


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