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【日記】COMITIA150で購入した本の話

 どうもこんばんは。藤 俊(ふじ とし)と申します。本日は東京ビッグサイトで開催された『COMITIA150』に遊びに行ってきました。がっつり寝坊して14時ぐらいに会場に付いたのですが、普通に楽しかった。11時開場16時閉場は短い…。短くない?

 ほぼ勢いで行ったので、このサークルさんを目当てに!! という感じではなかったので、ほぼフィーリングで会場を回ってきました。で、1万円分ぐらい購入したのですが、地味ながら良かった作品のお話です。

 タイトルは『季節の変わり目を観測したくて、夏の終わりに日記を集めてみた』。サークル…ではなくyuzukiさんという方が友人たちと8月から夏の終わりを感じるまで、1つの日記を同時に更新したのをまとめた1冊となっていて、10人が参加されていた模様。

 日記とはいいつつも、Xのように更新したいときに好きなだけ更新するようなスタイルなのですが、複数人で書かないと発生しないような空気感、個々人の文体の差がありつつ、全体的に湿度を感じるのがとてもよい。日記なので盛り上がりとか、オチとか、そういうものがあるわけではないのだけれど、なんとなく人のリアルな部分が見えていて若干のホラーチックな雰囲気になっていて好き。装丁もシンプルで、本文もモノクロ。文章で更新している方もいれば、手書きを写真でアップしている人もいたり、文章がなく写真だけが貼られているところもあったりして、本能的に読んでいて楽しかった。こういう表現が誉め言葉になるか分からないけれど、匿名掲示板の謎のスレッドを延々と読みたくなるあの感覚がする。

 コミティアの良い所は一次創作なのでより「癖」が伝わってくるところですかね。コミケは割と「この作品が好き」な人同士で繋がることがあるのですが、コミティアは「この感覚」とか「この表現」とか「この属性」で繋がっている感があってより「魂」が近い作品が見つかるのが良いですね。毎回いけるかは分かりませんが、また行こう。

 ではまた。

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