あなたはエリクサーを道中で使うことができるか?
エリクサー症候群という言葉がある。もしくはラストエリクサー症候群かもしれない。ゲームをやる方ならピンとくるかもしれないが、エリクサーとはファイナルファンタジーに登場するアイテムで、味方のHPとMPを全回復するアイテムであり、お店で購入することができない(=冒険全体で決まった数しか入手することができない)回復アイテムである。瀕死でMPも尽きかけた時の起死回生の一発であるが、果たして今が本当の使い時であるか、もしかしたら他のアイテムで切り抜けられるのではないか、と言った考えが頭をよぎり、結局使用せずにエンディングまでカバンの中に大事にたくさんのエリクサーをしまっておいてしまう症状を、エリクサー症候群と呼ぶ。
この心理はエリクサーに留まらず、店で売っていないMP回復アイテムであるエーテルや、ドラゴンクエストにおけるせかいじゅのしずく、女神転生シリーズにおけるソーマ、シューティングゲームにおける各種ボムなど多岐に渡る。かくいう私はその患者の一人である。
当然消費アイテムである以上、使ってこそ真価を発揮するものであり、カバンに入れておくだけでは何も起こらない。「そうびしないとこうかがないよ」ならぬ、「使わなければ効果がない」のである。
最近だとスマホゲーでも私はその症状が出ている。モンストではフエールビスケットやダイス、グラブルではゴールドムーン、NIKKEの24時間箱などサービス終了まで使い切る自信がない。
とはいえ、こういうものは1個使うと大体どうでもよくなってガンガン使うようになるので、一歩を踏み出す勇気が大事なのかもしれない。
ではまた。
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