愛媛マラソン2024 振り返り(後半)
前半はスタートから20㎞までの振り返りを行った。
ここからはその続きからフィニッシュ、感想も含めて。
(前半を読んでいない方は是非読んでいただければ嬉しいですm(__)m)
20㎞~25㎞
前半でも記載したように初マラソンの方のペーサーをしながら4’10”ぐらいを淡々と刻むことを意識。
中間点を確か88分ぐらいで通過した。(89分だったかも)そこからはまた登り。
25㎞手前で折り返し地点を迎えるのだがここで松田瑞生選手とすれ違う。(声かけておけばよかった、、、)
折り返してからは今度は下る。プラスして追い風になったことから想像以上にペースが上がってしまった。
それでも後ろについていた方は余裕をもって走れていたし純粋にすごいなぁって思った。
27㎞あたりからは来た道を戻る形で北条バイパスの道に戻っていく。
ここでついに後ろについていた方が遅れ始める。4’15”よりずっと早いペースで走っていたし何より向かい風に変わったのがかなり苦しかったと思う。
25㎞~30㎞
ここからは単独走に。個人的に走っている人の後ろについてもよかったのだが気持ちよく走れていたし自分のペースを保とうと考え4’05~10”をひたすら刻んだ。
今回はマラソン練習をまったくやっていなかった。強いて言うなら愛媛マラソン一週間前にやった180分jogぐらい。
そのため一つの懸念は「3時間体動くかどうか」だった。
年末に20mileのlong runをやっていたからそこまでは大丈夫だと考えていたが35㎞以降は正直不安だったのはここだけの話し。
30㎞~35㎞
そしてついに残り12㎞となる30㎞を迎える。ようやく頭の中で「あと○㎞」とカウントダウンができる距離まできた。
ここで30㎞過ぎでサブスリーペーサーの集団に追いつくもスルーして通過。正直一緒に行ってもよかったのだが集団が多すぎてわちゃちゃしそうだったし自分のペースで行く方が大事だよなという選択。
順調に走っていたが33㎞ぐらいのトンネル直前あたりで嫌な予感がした。
「エネルギー切れしそう…」
走っていてなんかきついし体重くなってきたなと感じた。今回は完全に調整なし、かつジェルも持たずに走る予定だった。
だが心配性の僕は密かにジェルを1つだけ忍ばせていた。
それを飲んで復活。嘘ついてスミマセン。
そして愛媛マラソン最後の難所である帰りの平田の坂を迎える。
35㎞~40㎞
35㎞地点は平田の坂の上り途中にある。ここでこの激坂はかなりきつい。前半パートでも書かせてもらったが正直なめていた。
行きは街路樹とかランナーのおかげで上り坂が視界に入ることはなかった。だが帰りはある程度ランナーも少なくなり顔をあげると上り坂が視界に入ってしまいメンタルに来てしまう感じがした。
おそらく攻略するには坂を直視しないことだと勝手に分析した。
何とか坂との戦いが終わればあとは平田交差点に向かって駆け降りるだけ。だが消耗した脚にこの下り坂はかなりダメージが来ると思う。
しかも帰りは終始若干の上りだ。
下り坂での勢いそのままに走ってしまうと上り坂で消耗した上にプラスしてペースが維持できないということも可能性としては考えられる。
しかし愛媛マラソンは沿道の応援が本当にすごい。応援のおかげで自分でも抑えようと思ったが自然とペースが上がる。
時計で確認すると3’55”~4’00”ぐらいで35㎞以降は走っていた。
ここまで来たらあと少しだし力もみなぎる。頭の中のカウントダウンもペースを速めていく気がした。
そして40㎞を通過。あと2㎞だ。
40㎞~Finish
残り2㎞を過ぎると松山の大通りに戻ってきて沿道の応援もより大きくなる。ペースもどんどん上がり走っていて気持ちが良かった。
とにかく頭の中ではフォームを崩さないことだけ考えていた。
よく苦しくなってもフォームは崩さないと言われるが本当にそうだと感じた。
しかもトラックをやっていると自分の最大スピードで走る分ついフォームが崩れがちだ。このフォームの崩れを最小限に食い止められるようになれば粘らなければならないところでスピードを維持できるはず。
今回は地元で走るということもあり友達が応援に行くと言ってくれていた。42㎞地点の手前にいると言っていた。
本当にいた。気づいてエールも送ってくれたし余計に力がわいた。後日談だが自分の親は思った以上に自分が早く帰ってきてしまい、応援に間に合わなかったそうだ。
そして無事にフィニッシュ。余裕をもって終えることができた。練習の一環として出場したが思った以上に走れたという感覚だった。
レース後の感想
何よりランナーへのおもてなしが本当にすごいの一言。沿道の応援然り、エイドの種類然り(密かに全制覇を狙っていたがさすがに無理だった)。
走った後には足湯を堪能でき、芋炊きやおにぎりもふるまわれる。
他にも多数の屋台が出店されており走った後の栄養補給もできる。
改めてレースの感想だが、思った以上にタフなコースだったのは間違いない。
このコースでサブテンをした川内優輝選手がバケモノ過ぎる…
特に後半上り基調であることに加え、マラソンで一番苦しい35㎞から続く平田の坂はかなりタフだ。
勝手に考える攻略法はこの坂までいかに足を残しておけるかがポイントになると思う。
前半が下っているからここでオーバーペースになると後半エネルギー切れになることも考えられる。
そうなるとネガティブスプリットが理想的だろう。
この坂さえ乗り切れれば後は勢いでなんとかなる。
今回は地元のフルマラソンの振り返りとして書かせていただいた。
凱旋ランとなったわけだが常に走っていて楽しかった。また走りたいと思ったし今度こそエイド全制覇を目指していきたい。
あとこの大会に出走したいと考えている方はぜひ走っていただきたい。
道後温泉の無料券もついてくるのでかなりおすすめです。
後半の方が長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました!!