【イギリス生活】家庭で出来る手打ちうどん
こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
2022年の夏からイギリスに留学中の弁護士です。
昨年12月にロンドンの大学院(LL.M.)を修了し、今は現地の法律事務所に出向しています。
、、といういつもの自己紹介とは、全く関係ない記事で恐縮なのですが、先週末に、家族でうどんを打ってみました。
本日は、ロンドンでコシのあるうどんに飢えている方向けに、ちょっと作り方を紹介してみようと思います!
ロンドンでもうどんが食べたい
以前にも書きましたが、世間のステレオタイプなイメージとは違い、ロンドンの食べ物はそんなに悪くありません。
ロンドンのうどん事情
ただ、うどんに関しては、恵まれていません。
ぼくは、うどんのためだけに香川に何度か行くほどうどんが好きで、日本にいた頃は、週2‐3で帝国劇場地下の丸亀製麺でランチをしていました。しかし、残念なことに、未だにロンドンでは、望むものに出会えていません。
スーパーでも乾麺が売っているのですが、ぼくの望むものとはちょっと違うんですよね。
こちらは、ロンドンの日本食でお馴染みの"Yutaka"ブランドです。不味くはないですが、これがうどんかと言われると、答えに迷います。
ロンドンにも丸亀製麺があります。現地の人々も訪れていて盛況です。
ただ、ローカライズを意識してなのか、日本の店舗で提供されるうどんに比べると、コシがなく、これもぼくが望むうどんではないんですよね。
パスタメーカーを買ってきた妻
ぼくがいつもうどんの愚痴を言っていてうるさかったからなのか、それとも妻もロンドンのうどんに満足していなかったのか、ある日、妻がこちらをAmazonで買ってきました。
購入の目的はもちろん、うどんを作るためです。
パスタメーカーなので、極太のうどんを作ることはできませんが、できるだけ太い麺が作れるものを探してくれたようです。このマシンは幅4ミリでカットできるようになっています。
※ 残念ながら、本日時点でこちらの製品は品切れのようです。ただ、似たような製品はたくさんあると思います!
材料
さっそく材料から紹介していきます。
小麦粉
我が家では、写真のとおり、中力粉はTescoで、強力粉はWaitroseで購入しています。右端に写っている塩はTescoで買った安いやつです。
タピオカ粉
これがおそらく、モチモチとした食感の秘訣で、妻いわく日本の市販の冷凍うどんにも使われているとのこと。
スーパーでも売っているのですが、我が家ではこちらをアマゾンで購入しました。
手順
今回は、4玉分を作りました。
なので写真の材料は、その分量だとイメージして頂ければと思います。
① 粉の配合
小麦粉とタピオカ粉をボウルに入れて、混ぜておきます。塩は水に溶かしておいてください。
② 粉と水と混ぜて生地をつくる
ボウルに塩水を少しずつ入れながら混ぜます。我が家ではフードプロセッサーを使っていますが、手や泡だて器でも混ぜられると思います。
このときのコツは、そぼろ状になるように、大きな塊を潰すイメージで混ぜることです。
満遍なく粉と水がそぼろ状に混ざったら、ざっくりと一つのかたまりにします。割と粉っぽいのですが、あとで混ぜるときに水分が行きわたるので、水は足さなくてもOKです。
③ 生地をこねる
大きめのビニール袋に生地を入れて、足で踏みます。
生地が満遍なく伸びたら折りたたんで、また踏んで伸ばします。
これ4回ぐらい繰り返すと、生地に水分が満遍なく行きわたり、こんな感じになります。
④ 寝かせる
生地をビニール袋に入れたまま、室温で2時間以上寝かせます。
⑤ 再び生地をこねる
③の工程と同じように、生地を踏んで伸ばしては畳んで、という作業を繰り返します。我が家ではだいたい10回ぐらいやります。
これぐらいこねると、生地の弾力がかなり強くなって、コシがありそうなうどんになりそうなのがイメージできると思います。
⑥ 製麺
こね終わったら、生地を1玉分に切り分けます。今回は4玉作ったので、4等分することになりますね。
ここから製麺をしていきます。
まずは、生地を均等な厚さに伸ばしていきます。この写真では楕円形になっていますが、可能であれば長方形になるように伸ばしていく方が次の工程で綺麗に麺が出来上がります。
次に、裁断(?)です。
写真の撮り方が悪く分かりづらいかもしれませんが、写真の左側にクルクル回すハンドルがあり、これを回すことで麺が切れていきます。
これで4玉できあがりました!
完成
この日は、鴨なんばん風にしました。
「風」なのは、鴨ではなく豚だからです(笑)
久しく日本の手打ちうどんを食べていないため、比べることは出来ませんが、しっかりとしたコシがあって、モチモチとした食感は、ロンドンのうどんしか食べられない生活をしているぼくとしては、至高の一品です。
補足
ここまで、あたかもぼく一人で作ったかのように書きましたが、ぼくが実際に担ったのは、生地をこねるのと製麺の過程の一部で、残りは妻が美味しく作ってくれました。
この場を借りて、noteのネタ作りに協力してくれた妻に感謝します(見ているかわかりませんが)。
おわりに
いかがだったでしょうか。
このうどんを家で食べたとき、「ロンドンのレストランで食べられないなら家で作ればいいんだ!」と目からうろこだった記憶があります。
コシのあるうどんが恋しくなった方は、一度試してみて頂ければと思います。パスタメーカーが無い場合には調達する必要があるかもしれませんが、頑張れば、包丁で切って作れるかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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