主催してみなはれ|#725D

毎日投稿725日目。今日は勉強会を主催した日。頭と心にメリメリと負荷がかかったが、終わったあとの爽快感ったらない。

よく言われることだが、なんでも見る側とやる側での時間密度の差は計り知れない。そんなところから思ったことをつらつら書いた本日。何かを「主催する」ということをおすすめする記事になった。


今日のテーマは「人間」について

2025年の目標の1つは、週に1回を目安に、合計52回以上セミナーやワーク会をすることだ。いまのところ内々での企画ばかりだが、地味に開催している。

そんな関係で、今日は勉強会を開いた。

事前の課題図書を踏まえて、「人間」というものをその成り立ちから多層的に捉え、「変えられるもの」と「変えられないもの」を仕分けた上で、それぞれを活かすためのアレコレについての意見交換をするという会だった。

生物としての人間というところから、社会的な存在としての人間、魂的な観点、生まれもったもの、幼少期の環境の変化、それらをひっくるめて「現在の状態」がどのようであり、そこから人によりどうしていくとよさそうか、はては運の階級格差や開運という話題にまで広がって、大変楽しい時間だった。

用意のために案の定、、、もう「案の定」といった言葉は使いたくない。2日前には用意を完了できる人間になるのだから、、、直前まで準備に追われて大変だったが、開催15分前になんとか全体が完了した時にはもうやりきった気持ちで心地よかった。


主催することの何がいいか

自ら催しを企画し人を呼ぶことの何がいいか。

令和のビジネスボンとの異名を持つ漫画ワールドトリガー28巻にもあるが、その最大のポイントの1つは「期限が決まる」ことだろう。

以下のページにもあるように、物事には白黒着く「日時」があってこそ、失敗も成功も現実のものになる。

「ワールドトリガー」の努力論が素晴らしすぎたので、まとめてみるより引用

自ら「この日にこういうことをやる」と決めて他者も巻き込んで始めることで、なにをするにも本当に身が入るものだ。

今回の勉強会でも痛感したが、こうしたアウトプットの機会を作らないまま何を学習しても、その効率は10分の1にも満たない。

私は今日6時間の動画資料を3倍速で見るという荒業をかましたのだけど、勉強会がなければ等倍で見ていたかというとそんなことはない。この資料など2023年のもので、ずっと学習したいと思いながら10分くらいしか手を付けていなかったのだ。効率もクソも、そもそも学習ゼロである。そのくせ頭の中にはうっっっっすらと「やらなきゃなー」とあるのだ。まさに潜在的な先送りである。

今日の機会でハッキリ感じたのだけど、やらないよりも失敗する方が断然いい。これは失敗だった。ということがわかってやっとネクストに向かえる。

しかし、失敗だって自分1人では解釈次第で、ある意味自由に判断もできてしまう。ではどこでハッキリと「失敗」を区切れるか。それが「期限を決める」さらに「人を巻き込んで主催する」ことによる。

自分1人でやる活動は、失敗すら自分勝手にできる。いくらでも甘くなれる。痛みのない失敗を連発しながら、まだ挑戦中です、みたいなスタンスもとれてしまう。"実行しているのに先延ばしている"みたいな状況にもなる。

しかし人を招いて何かをやるなら、そこにはハッキリと痛みが生じる。言い訳しようのない「失敗」も起こる。これが技能の向上にはもちろん、活動の充実感にとってもよい。


もちろん参加する立場のよさもある

逆にでは、やる側でなく見る側、主催でなく参加者側ではいけないのか?というと、もちろんそんなことはない。

この2つは「楽しむ」という点から言えばそれぞれに違う楽しみを味わえる。「成長」という点から見れば主催一択だが、何もモノゴトは成長だけが大切なことではない。

例えば昨年末のTC総決算というイベントに私は参加者として関わったが、無責任で気楽なイチ参加者という立場だからこそ、自分勝手に楽しんで味わうことができるそのよさには、主催者の方が絶対に楽しいぞ、とは言い切れないまた別の楽しさがあるなあと感じた。

普段は参加者として楽しみつつも、しかし1つは自分が主催者としての取り組みを持っておくことはおすすめだ。

特に、何か達成したいようなことがある場合、あるいは何か助けたいようなものがある場合、その取り組みに関する催しを自ら仕掛けるといい。

他人に対して期限を切れば、目の覚めるような刺激が入る。そのようにして取り組むことでしか得られない経験値があり、それは人生の充実度にも大きく影響する。

なかなか勇気がいることであり、億劫にもなるが、私ももっと仕掛けていきたい。

人に頼まれたならやる、という姿勢もいいが、まず「頼まれるような自分」になるには、やっぱり自分から動くことだ。小さくても何かを主催する。仕掛ける。そんな活動をぜひぜひ。


p.s.

ワートリは超おすすめだ。漫画として楽しい上に仕事で大切なことをたくさん学べる。今日紹介したのは最新の28巻の一コマだが、未読の方はぜひ1巻から読んでみてほしい。人を選ばず、わりと誰でも楽しめる漫画で、損はしないはずだ。珈琲のお供に、休憩時間に、どうぞどうぞ。絵柄とキャラクターもかわいく癒し効果もある。

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