100%キメる人|#714D
毎日投稿714日目。一昨日のDJイベントに続いて、昨日の読書会もまた、とても楽しかった。開催してくれたoギーさんsまりさん、そしてみなさんに感謝したい。
読書会はZOOMで行われたのだが、ブレイクアウトルームではSSKさんと同じ部屋になり、質問者さんとの問答を聞くことができて大変学びになった。
他にもいろいろな学びや楽しいことがあった会だが、今日はSSKさんの学びついて残して、明日に活かしていきたい。
こんな人は他にいない
SSKさんと誰かとのやりとりは、ほとんどいつ聞いても面白い。
その質問者さんの問いを、そんな視点で、そんな枠組みで、そんなふうに捉えるのねと。そして、その返答を伝えるために、そんな位置から、そんな切り口から、話していくのねと。
いつも、どうやったらそんなことできるのよと思う。
そりゃーおそらく毎日カウンセリングみたいなことをなさっているのだし、自分にできるわけはないのだが、いや私もそんなふうな話がしたいなあと思うのだ。おもしろいもん。
話すのが上手な人はたくさんいるが、SSKさんのような話の展開をする人は周りにいない。心理の関係者になると普通にいらっしゃるのかもしれないけど、私にとってはとても新鮮だ。
100%キメるプロ
誰だって「たまに」はいい話をすることができるが、毎回100%キメる人はプロだなと思う。それはjさんもしかりで。
そういう人は安定感が違うというか、みんなで会話する場に「この人」がいるなら大丈夫だ、と思えるような安心感。
とりわけSSKさんは脱力状態でそれをしているように見えて、これがまたいい。気負っていたりはもちろんなく、いいことを話そうとしたり、相手に感動してもらおうとかも、思っていないはずだ。
私もそんなふうになりたい。息をするようにただ応答しているだけで、いつもどおりに聞いて考えて感じているだけで、そういう状態からただ話すだけで、毎回キマるという。
これはもうその人の自身とその日常が、もうひとつの価値になっているということだ。準備ゼロで、その身ひとつで、他者に価値を生み出せるという職人芸。
もちろん、たとえばラッパーが集まっている壇上でもSSKさんがみんなを唸らせる話ができるかって言われりゃわからないし、そんなシーンにあっても平常心でいられるのかもわからないけれど。
けど1つ、自分の領域みたいなものがあって、そこでなら一切の不安なく、関係者に不安を感じさせることもなく、みんなから無邪気に「どんなおもしろい話をしてくれるんだろう」と、静かに他者をワクワクさせられるようなことが、私もできるようになりたい。
私も唯一無二のプロになるぞと
SSKさんは壇上に立って話し始めてもう30年とかになるのか?わからないが、自身のことを何の能力もない凡人だ、みたいに表されるけどあれは100%謙遜というか、処世術の1つではないかと思う。あるいはご自身に関しては認知がバグっているのだろう。凡人が50冊も書籍を出版できないって。
今は「達人」みたいな領域に入っているように見えるが(見た目も)、ここにくるまでには悩んだりがんばったりしていたこともあるのだろうし(若い頃は4000人に声かけたっていってたような)、そのしんどさの度合は私なんかよりよほど深いものがあるんだろうなと思う。
そういうまるまるをもっと知りたいというか感じたいという思いもあって、私はSSKさんの話を聞けるタイミング、話ができるタイミングがあると、いつもテンションが上がる。
私がSSKさんのようになれることはないだろうけど、抽象化してそのような要素を持てるようにはなれるはずだ。自分自身を生きる人に、そして100%キメる人に、私もなるのだと心の中で宣言する。
そして、それができること自体に自分の成長を感じる。以前なら「なりたいな」「なれたらいいな」というだけだっただろう。
唯一無二でありプロであること。唯一無二性は「自分」を真摯に生きることから。最初に必要なのは自分自身になること=他人と違うことへの勇気、あるいは諦め≒受け入れだ。プロ性は、才能と鍛錬だろうな。それは自分の個性が才能になる場所を探して移動を続けることも含めて。工夫し変化していくということだ。