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かしもの・かりものの理


こんにちは(o*。_。)o
いつもご覧くださりありがとうございます。

今回のテーマは、「かしもの・かりもの」です。


人間は、
自分の身体は自分のものと
思っている人がほとんどだと思いますが、
人間の自由を許されているのは
「心」だけであって、
身体は神様からの「かりもの」であり、
神様からは「かしもの」ということです。


「身はかりもの、心一つが我がのもの」
(おさしづM22・2・14)

と教えられ、
天理教の教理の根幹です。


「かしもの・かりもの」とは、
「十全の守護」と
「八つのほこり」の説き分けを
知ることでさらに深められ、
病気や災難からたすけていただく手立てを教えていただける、
そしてご守護いただく元がここにあります。


「人のもの、借りたるならば利が要るで。
早く返済礼を言うなり」 (おふでさき3-28)


一般的に、
人から物を借りたらどうやって返しますか?

①叩き返す・・・笑
(そんなことをする人はいないと思いますが‥。)

②ただ返す・・・
返すだけでは、返却といって、
返済ではないそうです。

③借りた利を添える・・・
借りた物に対して、
その気持ちを伝えて返すことは大切です。

④利を添えて尚且つお礼を添える・・・
貸してもらった感謝を伝え、
その人に喜んでもらえるものを添えてお返しする。
そしてできるだけ
貸してもらった状態で綺麗にしてお返しする。


信仰している者なら、
ここまでできてやっと人の恩に報いるということになるのです。


人から借りて返さない・・・
ということは以てのほかですね。

借りた瞬間から利が発生して、
一日一日とその利は大きくなっていき、
恩をもらっていることになります。


ですから、
一日も早く借りたものは返す。

利子となるものを添えて、
お礼を言って戻し、
恩を被らないようにしなければいけません。


それが、
次にまた困った時に
貸してもらえる理に繋がります。


神様から
貸していただいている身体も同じことです。
尚のこと大切に使わせていただくこと、

そして

いつかお返ししなければならないのですから、
貸主(親神様)に満足していただけるように
綺麗な状態でお返ししたいですね。

では、
綺麗な状態でお返しするというのは
具体的にどういうことでしょうか。


肉体は無くなっても、
魂にはその人の心のほこりはついてまわるので、
生まれてから長い間借りた身体をお返しする時は、
来世の魂のために

できる限り心のほこりを払ってお返しする

ということではないでしょうか。


心のほこりは、
病気や悩み、
家庭、
職場の事情と
深く関わっています。


ですから、
心のほこりを日々払う努力が
とても大切ということになります。


人間の身体は、
神様からのかりものである、
という文言だけではなく、

とても奥が深く、
心と身体は繋がっているということがわかりますね。




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