おやの理とは
お道では、木に例えて親は根っこ、子供は枝葉と聞かせていただきます。
私たち枝葉が繁茂していくためには、親である根っこに栄養をあげることで生き生きと成長することができます。
親のもとに、足繁く運び、尽くし、肥を与えることが、自分たちがその理をいただいて結構に伸び栄えていく姿を見せていただけます。
だから、親の元へ帰らなければ、本当のご守護は戴けないと聞かせていただきます。
自分たちだけでも信仰さえしていれば、結構に通っていけると思う人も多いけれど…。
何のために親元へ、おぢばへ帰るのか…。
それは、人間は、原初においてどぢよに例えられ、
いざなみのみこと様から産み下ろされて、いざなぎのみこと様から息を掛けてもらって五分五分と成人したのであるから、
親に息を掛けてもらわなければ人間は成人できないのです。
だから、親元へ帰らず、親との繋がりをなくしては、本当の結構な姿というのはないのではないでしょうか。
天理教の教えは、天理教を信仰している者だけの教えではなく、人生を
よりよい方向へ導くための心の持ち方の勉強をさせていただく教えであるから、幸せになるためには、人間を造られた親の思いに近づくことが一番の近道。
どれだけ信じる心を持つことができるか、有難いと思えるか、なのです。
親がこうしてほしい、こうすれば救かるということを素直に実行すること、これしかないのですね。それがぢばの理を戴くということ。
なにか新しいことを始めるときは、親の理をいただくこと
例えば、
事を始めるときには相談する
お初を見ていただく
成功したことを報告する
理を立てる
そうすることで、我が身が立っていく。
自分がどんなに能力があっても、立てるべきものを立てることによって、
事がうまく進んでいく。
それが、親の理というもの。
本年は教祖140年祭三年千日仕上げの年。
おやの理、ぢばの理を戴くために、足繁くおぢばに帰るよう、いろんな手段で声を掛けさせていただこうと思います。