マイベストの会社見学をnote上でやってみた
今年から新しいオフィスで稼働しています。
場所は築地。
前も築地だったのですが、より広くなりました。前回のオフィスは1000坪くらいで今回は1400坪くらい。
従業員約300人の会社にしては相当デカいとは思いますが、マイベストで扱う商品が増えてきて収まりきらなくなったこともあり移転を決めました。
今回のオフィスは、ビル一棟をまるごと借りました。1階~6階のフロアとは別に、レジデンスまでついています。
リアルな会社見学らしく、まずは3階の総合受付をご案内し、そのあと6階から1階に降りていく形で順を追ってご紹介していきます!
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コンセプトは「箱舟」
はい、こちらが受付です。
今回のオフィスのコンセプトは「箱舟」。
これから世界進出を本格的にやっていくなかで、やっぱり「船」のモチーフがいいんじゃないかという話になったんです。
前回使っている木は「白い木」や「緑」がベースだったのですが、今回はちょっとだけ落ち着いた木の色が多い。企業の成熟を目指していくなかで、色合いを落ち着かせました。
受付のところのテーブルは船のデッキがモチーフ。ミーティングルームの入口のライトも船っぽくなっていたりします。
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検証用の機器がたくさんあるラボスペース
次は、受付と同じ3階にある「ラボスペース」をご覧いただきます。
ここにはめっちゃ高い検証機器がたくさんあります。
たとえばこの「VISIA(ビジア)」という機械。肌の写真を撮って、シミや肌年齢を検出できるんですが、これは418万円しました。洗顔料や化粧品の検証をするときに使っています。
「ダミーヘッドマイク」は286万円。イヤホンやヘッドホンの検証で使います。
皮膚の水分量を測る「コルネオメーター」は131万円です。これはスキンケア商品の保湿力を測るときに使うものですね。
防音室を作るのもけっこうコストがかかりましたね。638万円……。
音響系の検証は、静かな環境でやらないと正確な検証結果が出せないので、作りました。
紹介したもの以外にもまだまだあります。
学術的な検証をするために、機器とか設備にはお金を惜しまないようにしています。ここはマイベストの強みだと思っています。
続いて、6階のスペースをご案内しましょう。
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300人は入れる広々スペース「Unity」
マイベストでは昔から、みんなで集まるスペースのことを「Unity」と呼んでいます。
昔「団結しよう(Unity)」というバリューがあって、その名残ですね。いまは「協力しあおう(Cooperation)」に変わっちゃったんですけど。
当時の「みんなで団結しよう」という価値観を受け継いで、「Unity」という名前をつけているんです。
全体会などのイベントはここで行います。また、たくさんのモニターさんや専門家の方々をお呼びして、いろんな検証を行なっていたりもします。
意識したのは「レイアウトの可動性」です。
100人のイベントにも耐えられるし、10人の検証もできる。空間と空間をカーテンで区切れるようになっています。
ワンフロアで243坪あって、300人は余裕で入ります。マックスの人数でいうと、スタンディングで500人くらい入ると思います。
音響とか映像も使えますし、スライド用のスクリーンも4枚設置しているので、社外のイベントとかでもお使いいただけます。
イベントスペースとして貸し出しもできるので、もし使いたい人がいたらお気軽に連絡ください!
日中は社員とモニターさんがいたるところで検証中
こちらが検証の様子です。
今日は検証に協力してくれるモニターさんもめちゃめちゃ多いですね。1日の出入り人数でいうと、マックスで135人です。
こっちではわたあめ機の検証をしてますね。
いろんなメーカーで延々とわたあめを作りまくるんです。
見るぶんにはすごく面白いんですが、実際に1日中わたあめを作り続けるのはちょっと気が遠くなる作業。大変だけどよくやってくれています。
別のところではウイスキーの検証も行われていました。
あらゆるウイスキーをテイスティングしまくるのですが、これがまた大変で。1杯1杯は少量ですが、たくさんの種類をテイスティングしなければならないのです。
ちなみに、テイスティング方法は検証の度にテイスティング講習を実施することで評価の質を高める工夫をしています。正しくおいしさを評価するために、基本的にはすべて「吐き出し」で検証を実施しています。
Unityは社内コミュニケーションの中心地点
Unityの入口にあるカウンターでは、任意参加なんですけど毎週飲み会をやっています。「金じゃむ」という名前で、金曜日の夜にやってます。みんなカウンターを囲みながら、ワイワイ飲んでますね。
こういう飲み会はかなり前からやっていて、気づいたら伝統みたいになってました。
あとはいま、毎日「朝カフェ」もやっています。持ち回りで当番があるのですが、毎朝9時半くらいにここでメンバーが「カフェの店員さん」をやってくれます。
カウンターがあることで自然と社内コミュニケーションが活発になります。
次は、5階の執務室に移動しましょう。
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5階は倉庫になってしまっている
5階も本当は執務室なんですが、いまは検証用のウォーターサーバーとかゴミ箱なんかが置かれてますね。
……あんまりお見せするような場所じゃなかったかも。
ただこれからどんどん人を増やしていくので、数年後にはこのフロアも人でいっぱいになっていると思います。
ちなみに、5階と4階には会議室があるのですが、細かいポイントとして会議室の名前にこだわっていたりします。
5階は頭文字「G(5=go)」、4階は頭文字「Y(4=yon)」の英単語にすることで、直感的に5階か4階かがわかるようにしました。
あと、文字数の多さで何人部屋かがわかるようにもしています。例えば、「Goldfish」なら8人部屋、「Golf」なら4人部屋といった感じです。
名前に合うアイコンまで作って、機能性と親しみやすさを両立させています。
「4-a」「4-b」とかにしてもよかったんですが、それだとなんかおもしろくないなと思って、ちょっと遊び心を入れてみました(笑)
4階の執務室にも行ってみましょう。
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執務室は「集中ゾーン」と「会話ゾーン」を分けている
こちらが4階の執務室です。
生産性を上げるためのに「集中ゾーン」と「会話ゾーン」を明確に分けていたりします。
ここは「集中ゾーン」として、比較的静かに仕事をする場所。
「会話ゾーン」としては、会議室があったり、ちょっとした雑談やお昼ご飯を食べたりできるこんな場所があります。
1人で集中するスペースもあれば、みんなでちょっと集まって話すスペースもある。ちょっと休憩しつつ、ラフにミーティングができるカフェスペースもある。
シーンに合わせて使い分けられるようにしたのは、このオフィスでもこだわったところです。
次は、2階の倉庫と物撮りブースをお見せします!
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倉庫を管理する専門チームがある
倉庫にあるモノのサイズは、モバイルバッテリーから自転車まで、大小いろいろあります。それらをどうやって効率よく収納するかってところを意識していますね。
あとは「どこに何があるのか」を把握しなきゃいけない。その管理のしやすさも大切にしています。
倉庫内では、執筆時点で全部で31172個の商品を管理しています。
これだけ商品があったら、普通はどこに何があるのかわからなくなって、こんがらがっちゃうかもしれません。
そこで倉庫を管理する専門のチームを作っています。
倉庫の商品をわかりやすく整理整頓することが専門のオペレーション部隊。彼ら彼女らのおかげで毎月何千もの商品が増えても、倉庫を整理できています。地味に見えるかもしれませんが、すごく重要な仕事なんです。
購入したモノがこのフロアに入ってくるところから、売却したり廃棄したりして出ていくところまでの「動線」も考えている。その間に物撮りする工程もあって、それも含めたスムーズな動線はけっこうこだわってます。
ちなみに物撮りのブースだけでも10以上あると思います。カメラマンが毎日十何人と来て撮ってくれています。
物撮りブース内に、商品を360度撮影できる機械も3台置いています。
こちらは3台導入するのに1300万円かかりました。
1階の倉庫スペースにも行ってみましょう!
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US攻略も順調に進行中
マイベストは2023年からUS攻略を進めており、1階はアメリカ商品の倉庫兼検証スペースとなっています。
USの商品はとにかくデカい!なのでめちゃめちゃ場所とります(笑)
自転車や冷蔵庫、洗濯機、あとはテレビもあります。ヨギボーもある。ヨギボーもアメリカ版のものなのでデカいんです。
最後はレジデンスもお見せしますね。
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家で検証したほうがいい商品もある
今回の物件は、オフィスとは別に「レジデンス」も付いてます。オフィスの上にレジデンスが付いていて、そこも2部屋ほど借りています。
前はオフィスの中に検証用のキッチンとか風呂とかトイレとかを作っていましたが、今回はレジデンスがあるので、それらを作らなくてよくなった。
家庭のキッチンやトイレなどで使うものを検証するには、このレジデンスが便利なんです。
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オフィスは「競争力」になる
はい、会社見学はこんな感じです。どうだったでしょうか?
僕は、オフィスってすごく重要な場所だと思っています。
オフィスは、コミュニケーションの場所であり、社員どうしが協力しあうための場所です。
そしてなにより、うちにとっては「競争力」を構成する要素のひとつなのです。僕らは商品のデータベースを作ることに注力しています。質の高いデータベースを作るには、やはり設備が重要。その点で、このオフィスがそのまま競争力になっていくのです。
全メンバーが1箇所にいることも重要です。
僕らの組織は大きくいうと「データベース」と「プロダクト」に分かれていますが、いまはこの2つが一体となって改善していくべきフェーズです。
データベース側がちゃんと揃ってこないと、プロダクト側は最高の体験を作ることはできません。プロダクト側としても、いいデータベースを作るための支援をしないといけない。だから少なくともいまは1箇所のほうがいいと思っています。
マイベストは今後もこのオフィスを「武器」に成長し続けます!