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0615
施工立ち会いで横浜まで。僕は東横線沿線の元住吉という渋谷と横浜の中間ぐらいのところで生まれたので、街に出かけるときはとりあえず駅まで行って下りか上りの先にきた電車に乗ってどちらかに出かけるという優柔不断なことをやっていた。横浜はそのバタ臭さとか、年中工事中のカオス感とか、隙間隙間から見える海とか、そのヘドロ臭さとか、そして何よりチャイナタウンのネオンとかが気に入ってる。作業終わって東口のベイクォーターからシーバスに乗ってニューグランドまで30分ぐらいのクルージングで香港のスターフェリーを思い出す。港町っていうのは何処もそうだけどいざとなったら逃げ出せそうで良いね。
0616
横浜2日目快晴。昼飯は西口の『T.G.I. FRIDAY'S』でハンバーガー。横浜では中華orバタ臭いものが食べたくなる。店名は”Thanks God, It's Friday”だけど今日はまだ火曜日。施工現場周辺の店舗も今日は軒並み商品が届き開包検品作業であちこちに段ボールの山ができている。新築ピカピカの内装が養生シートのブルーカーペットや壁のベニア板やプラ段でカバーされていてそれはそれでいい感じ。内装このままでいいじゃんと思う。半年ぐらいしてヘタれてきたら撤去すればもう一度新築気分が味わえるしさ。夕方中華街まで足をのばす。絶品スープ炒飯の『接筵(セツエン)』が閉店。ここのカレーライスもお気に入りだったのでガッカリ。肩を落として路地をうろついてみたけど中華街もまだまだ本調子ではないようで開いてない店が多い。結局同じ関帝廟通りの『愛群(アイチュン)』で牛バラ飯を食べて帰る。
0617
今日は出先でブレスト〜企画会議。一見脈絡のないワードをとにかく並べて整理して振るいにかける。思いをまとめながら課題の本質を探る。心理カウンセリングのような作業。久々に懐かしい面々に再会した。それぞれコロナ禍で皆新しい動きを始めている様子。ゴブサタ中に皆それなりに歳をとった印象だけどそれは自分も同じということ。年齢を2倍してもまだ先がある人とそうでない人。そんな線引きがふと頭に浮かんだ。
0618
在宅作業しながらYouTubeでアーティストのドキュメントを観まくっていたら、アグネス・マーティンが「音楽作品に対してはいかに感動したかを伝えるのに絵画作品に対してはなぜはじめにその意味を問うのか?」ということを言っていた。これもデュシャンの弊害なのか?現代美術の宿命なのか?
0619
朝から雨。午後から駿河台のトライギャラリー『KIKA×JINTA ー胆の骨董ー』の初日へ。発掘調査記録の印刷用と思われる古い亜鉛凸版 が面白く刷ってみたくなったので気に入ったものを5枚ほどと着色前の透明な蒸しエビの握り寿司の食品サンプルを二貫を購入。その後車に乗せてもらって三軒茶屋まで行って餃子を食べる。評判の餃子屋らしく僕らが入店後すぐに満席になった。餃子をたらふく食べ店を出ても雨は粘り強く降っていた。
0620
快晴。今日は一粒万倍日と天赦日が重なる超ラッキーデー!そんな話を新宿の喫煙喫茶『タイムス』で数少ない喫煙フレンドと話していたらなんと、店のレジ前に新宿タイガーさんが立っておられるではないか!?これはまさにトリプルラッキーデー!!家に帰ったら持続化給付金振込み完了の通知をポストに発見!これは当たり前のものだからラッキーでもないが、それでもラッキー!久しぶりに明るい気分になれた土曜日。
0621
日曜日はオフ。譲ってもらったビアレッティの古いエスプレッソマシーンを試してみる。スチームパンクな姿がたまらない。年代ものなので案の定蒸気漏れはしたけどまぁまぁのエスプレッソはできた。日曜日のお楽しみ『情熱大陸』は建築家の藤森照信。「苔を愛でるのは日本人だけ」と番組中に語っていたのを聞き逃さなかったゾ。苔を軸にブランドをひとつ計画中なので苔まわりの言動には敏感になっている。そろそろ簡単なプロダクトを作り始める時期 。
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