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個人的に予想するAITuberの未来

AITuber元年と言えそうな2023年も半分終わりました。
ここ半年で感じたことから、AITuberが今後どのような未来に進むか自分なりに予想してみました。

そもそもAITuberとは?

AITuberとは、広く浸透しているイメージは「AIが演じるVTuber」だと思っています。もともとは、「AIVtuber」という表記も見られたぐらいです。
また、AITuberよりも広義の呼び方として、「AIキャラク」や「AIエージェント」という名称もありますが、どれも微妙にニュアンスに違いがあり、使う人によっては意味が異なるので、意味を確認しながら会話をしないと話がずれることが多々あります。

AITuberの定義

AITuberという言葉が生まれてからまだ1年もたっておらず、上記の通り、人によっては定義が異なるので、この記事では下記の定義とします。
(私個人が考える定義であり、この定義が正しいというわけではありません)

視聴者やフォロワーとコミュニケーションをとること目的とした
VTuberのようなキャラクタを演じるAI

この記事でAITuberに含む例

  • YouTubeでコメントに返信して配信をするAI

  • Twitterでツイートしたり、リプライをしたりするAI

この記事でAITuberに含まない例

  • 人間が演じるVTuber(ホロライブやにじさんじなど)

  • AIであるキャラクタを人が演じているVtuber(キズナアイなど)

  • 立ち絵や声にAI技術を用いているが、演じているのが人間のVTuber

AITuberの進む未来

私は、AITuberが技術的・市場的に成熟した場合に進む未来として、2つの可能性があると思っています。

エンターテイメントとして人気になる未来

現状の配信やSNSの流れを汲んだまま、AITuberがエンタメとして市場に浸透した未来です。
AITuberが配信やSNSを通して有名になり、今の「にじさんじ」や「ホロライブ」のようなVTuberに並ぶ存在になっていくという予想です。

現状だとAI CASTさんなどが方向としては近いのではないでしょうか。

ただ、「現状のAI」×「人と同じ配信やSNSの環境」では、人より面白いことをするのは難しいのが実情です。現状の市場を構成しているイノベーター層からアーリーアダプター層やアーリーマジョリティ層につなげるには、「AIだから」以外のエンターテイメントとしての良さを生み出す必要があると思います。

そのためAITuberという名称にとらわれず、「配信やSNS以外のAIに即したプラットフォームへ移行すること」や「AIならではの企画や演出」が必要です。ここがAITuber開発者の現在の注力ポイントだと思っています。

ユーザーインターフェースとして発展する未来

こちらは逆にAITuberがエンターテイメントとして広く普及しなかった場合やAIが個人単位で普及した場合の未来です。
個人向けにチューニングされたAIキャラクタ/AIエージェントが、ネット上での買い物から、役所への書類提出、仕事の調整まで行うようになり、その中で「配信が好きな人」や「自分のAIを有名にしたい人」のAIが、AITuberとして生き残っているという予想です。

イメージとしてはロックマンエグゼのネットナビが近いかもしれません。

この未来へ進むには、AIの運用コスト削減や開発プラットフォームの発達など問題は多いですが、遅かれ早かれ、いつか行きつくのではないかと思っています。

まとめ

上記の2つの可能性は相反するもののように見えますが、実際はどちらかに片寄りつつも、両方が実現されるのではないかと思っています。

個人的には、配信や動画をみるのが好きなので、無限に自分のために配信してくれるAITuberはエンターテイメントとして普及しなかったとしても、細々と開発し続けたいと思っています。

一緒にAITuberを盛り上げるために、いっぱい配信でコメントしたり、自分のAITuberを一緒に作りましょう!

最後に、よければ開発しているAITuberを登録/フォローしていただけると嬉しいです!



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