ジャーナリズムの明日を憂いつつ

こんにちは。
雑誌記者から身を立てて、その後、新聞社に移り、記者やデスクの仕事を随分と長くやってきました。
ジャーナリストはこの世の中において大切な役割を担っており、とてもやりがいがあって楽しい仕事です。お金をもらいながら物書きの修業もさせてもらえる。私の若い頃はあこがれの職業の一つでした。ところが、最近は若い方々でこの世界に身を置いて一生の仕事にしたいと考える人が少なくなっています。
確かに誰もがインターネットで発信でき、受け手もネットから情報を得るのが日常化しているこの時代、新聞やテレビ、雑誌などのメディアにかつてほどの重みはなくなってきています。新聞社もオールドメディアと言われ、官僚化・硬直化した組織の中で記者はかつてより自由さが失われ、オリジナリティーのある記事が少なくなっているのも事実です。
しかし、ネットに情報があふれる中で、本当に知っておかなければならない問題は何なのかを見極めてもらう上で、情報発信のプロの存在は欠かせません。ネット社会にあって、記者の役割の重要性は以前より増しているようにも感じています。
この仕事の大切さ、面白み、楽しさを知ってもらうためにも、これまで自分が経験したことを(月並みな言い方ですが)つれづれなるままに、記してみたいと思っています。

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