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「不動産ID」についてひとこと
やっと国交省も「不動産ID」を決めるようです。2008年の段階で「不動産ID・EDI研究会報告書」を国交省が取りまとめているにも関わらず。それから何年たちますですか?
しかもですね、「不動産ID」が出来たって、そもそも不動産物件情報がデジタル標準化されてもいないのですから、それだけでは物件情報の流通には何の意味はありません。
不動産に固有IDが振られるようになれば、住所や物件名に頼らずに物件を一意に識別できるようになり、データベース内で正確に重複を排除などがしやすくなります。結果として各種データと物件データを紐付けることも(やろうと思えば)出来るようになります。
とは言っても、これは「物件情報の流通」以前の話しなのであります。
そもそも「物件情報」という一つのデータの塊に固有の不動産IDを振ることが出来るようになったって、その「物件情報」をどのような書式・形式で他のシステムとやり取りするというのでしょう。バイナリ?テキスト?CSV?行順番は?日付形式は?数値の桁は?文字コードは?XML?JSON?データディクショナリは?スキーマは?認証は?プロトコルは?
な~んも考えてないっしょ。
本来は、IDの仕様なんて、不動産業界が自主的に標準化の一環として、とっくのとうにやっておくべきことのひとつにしか過ぎないのであって、「不動産ID」なんてとっくに出来てたはずの話しなんすけども。
私なんか、平成14年(2002年)の時点で、業界団体に提案してますがな。
以上。
2022年3月8日 追記:
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