経済/民主主義 LVIII 更新
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経済
[1] 前回も取り上げたが改めて:ガソリン価格推移グラフ 最近1年間のレギュラー価格 - e燃費 (e-nenpi.com)
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ガソリン補助金上限、23年1月から引き下げ 毎月2円ずつ=経産省 | ロイター (reuters.com) 2022.12.21
燃料油価格の高騰を抑制する対策が始まっています (meti.go.jp) 2023.02.01
2021年から発動:ガソリン補助金、軽油・灯油も対象 最大5円抑制 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
批判も有った:「ガソリン補助金は効果ゼロ、業者の懐を潤すだけ!」エコノミストも新聞も猛批判する理由: J-CAST 会社ウォッチ【全文表示】 2021.11.18
既に税金燃やして走っているようなものだが:★ガソリンの税金★ | 彩の国リオネットセンターグループ補聴器ブログ (sainokuni-rionet.jp)
問題も有った:ガソリン補助金「価格に全額反映されず」 財務省指摘 - 日本経済新聞 (nikkei.com) 2022.10.07
もっとも税金はこんな使われ方をしている:税金が驚くほどムダに…大震災から9年、「復興予算流用問題」を問う(福場 ひとみ) | 現代ビジネス | 講談社(1/6) (gendai.media)
もっとも税金はこんな使われ方をしている2(2014年とだいぶ古いが):国民がきちんと知らされていない消費税増税使途 - シェイブテイル日記2 (hateblo.jp)
いずれにしましても、これら2つの使途、公務員給与と輸出戻し税を、「社会保障費に充てる」と言うのはいかがなものでしょうか。
もうひとつ、消費税増税分を国債費に充てていることも報じられています。これもまた「国庫負担」の話と同じく、増税分を社会保障費に充てるという約束に反していますね。
まあ、日本が壊れていっていた時期なので。
減税はしませんが補助金出します(税金から):「悪い経済対策のお手本だ」ガソリン補助金に批判 激変緩和策が一転 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com) 2022.04.23
by T. H.
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[1] Materials/Electronics
[2] Electrochemistry/Transportation/Stationary Energy Storage
[3] Power Generation/Consumption
[4] Life
[5] Life Ver. 2
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[1] Materials/Electronics
(1) Dynamic Narrow Depletion
昔出した論文はこの辺に有るんで自分でダウンロードして読んでください、俺に「送れ」とか言わんで:Toru HARA | Confidential | Doctor of Engineering | Research profile (researchgate.net);Toru Hara, Doctor of Engineering - Google Scholar;Loop | Toru Hara (frontiersin.org)。LinkedInにもリンクを貼ってあります:Toru Hara - 8. Confidential - P. S. F. | LinkedIn
2004年の仕事だが、
Charge Neutralization Levelより深いDeep Midgap Statesからの逆バイアス下でのelectron detrappingによるDynamic Narrow Depletionと
その結果であるTunnelingを扱ったのであった。
バイアスがかかる前にはイオン化されていない深いDonor-Like Statesは例えば半導体内の格子欠陥である。ペロブスカイト型酸化物の場合は、FujishimaがLower Hubbard Bandの前駆体と呼んでいる状態が有るが、ここに酸素欠陥の電子欠損を中和する電子が入ると文字通りのDeep Donor Statesになる。
(2) 光誘起XY型超電導相転移
経済/民主主義 I | LinkedIn(LaAlO3/SrTiO3界面の二次元電子ガスの話。極低温だが、超電導/強磁性/スピンー格子結合に言及。)
経済/民主主義 VII | LinkedIn(極低温だが、ヘリウム薄膜の 2次元 XY 系BKT 相転移(Berezinskii-Kosterlitz-Thouless transition)の話。)
経済/民主主義 VIII | LinkedIn(2022年にやっと二次元半導体MoS2への光誘起超電導相転移の可能性に言及されるようになってきたって話。)
経済/民主主義 XI | LinkedIn(2016年にDavid J. Thouless、F. Duncan M. Haldane、J. Michael Kosterlitzのトポロジカル相転移がノーベル物理学賞受賞となったって話。)
昔出した論文は、予備実験までだけど(Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton (2018).)、この辺に有るんで自分でダウンロードして読んでください、俺に「送れ」とか言わんで:Toru HARA | Confidential | Doctor of Engineering | Research profile (researchgate.net);Toru Hara, Doctor of Engineering - Google Scholar;Loop | Toru Hara (frontiersin.org)。LinkedInにもリンクを貼ってあります:Toru Hara - 8. Confidential - P. S. F. | LinkedIn
2005年に俺の提唱していた処方は以下のようになる:
ポーラロン直径と同程度のスケールの膜厚を持つ薄膜を相転移後の導電層として形成する。
エピタキシャル成長させる基板が必要だが、薄膜よりバンドギャップの大きな材質とする。
薄膜のバンドギャップを超えるが、基板のバンドギャップを超えない程度の波長の光を照射して薄膜だけに電子ドープする。
同時に薄膜の特定格子振動を励起するような遠赤外線を照射する。この特定格子振動が、二次元平面内でrotationalなlattice vibrationであれば二次元平面内で渦状の適度なサイズで協奏的なlattice vibration(s)を励起できるのではないか?これと光ドープされた電子とが結合すればXY型の超電導相転移を起こせるのではないか?ということを検証したかったのである。
基板は薄膜に反強誘電性が生じやすいモノにして、電子励起によってこれを「融かす」とさらに良いのではないかと考えていた。
経済/民主主義 VIII | LinkedIn(2022年にやっと二次元半導体MoS2への光誘起超電導相転移の可能性に言及されるようになってきたって話。)が本物の二次元であるのに対し、俺のはポーラロン直径とだいたい同じくらいの膜厚にしたってだけの疑似・二次元なんだが、わりと疑似ってところに却って萌えるところが俺には有る。まあ、変態さんの素質は有るのかもしれない。
[2] Electrochemistry/Transportation/Stationary Energy Storage
(1) リチウムイオン電池工学§0
俺がリチウムイオン電池をまじめにやったのは、①1998年にリチウムイオン電池メーカーで基礎のお勉強をしたとき、②1999年に会社を移って全固体リチウムイオン電池をつくろうとしたときの2年だけ。この2年だけ電池に浮気してすぐにelectronicsに戻った。その後、リチウム硫黄電池などもやって論文出してますが、この時はあまりやる気無し(論文はこの辺に有るんで自分でダウンロードして読んでください、俺に「送れ」とか言わんで:Toru HARA | Confidential | Doctor of Engineering | Research profile (researchgate.net);Toru Hara, Doctor of Engineering - Google Scholar;Loop | Toru Hara (frontiersin.org)。LinkedInにもリンクを貼ってあります:Toru Hara - 8. Confidential - P. S. F. | LinkedIn)。
さて、§0としたのは基礎の基礎って意味だが、
インターカレーションマテリアル(活物質)の固体内拡散は十分速い。
電極内空隙を埋める電解液中のリチウムイオン拡散が律速段階となっている。
linearな劣化はSEI形成による不可逆容量だが、正極にリチウムイオンが返ってこないので正極が劣化してnon-linearな劣化が始まる(HEVの場合は特に正極活物質粒子表面がabuseされがちなので表面相転移が劣化原因となる。ゆっくりとたくさんのリチウムイオンを引き出せばもちろん粒子内部まで劣化する。負極でリチウムデンドライトが析出するのは黒鉛粒子変形による電極空隙閉塞が原因だ -- Vehicle Electrification & Renewable Energy Shift I-LXXXI (2022)で説明しておいた。)。
電解液よりイオン伝導度の高い硫化物固体電解質を使えばインターカレーションマテリアルの早い応答性能をもっと引き出せる。SEI形成も無くなり寿命も基本的には伸ばせるはず。
あたりをおさえておけばよい。以上だ。
新しい動向については経済/民主主義 I | LinkedInから続くシリーズでも時々説明している。
(2) 燃料電池にはあんまり興味がない
一応、基礎は説明しておいた。まあ、どうしたって制御のほうが大事になるがな。
それよりは、ほぼ全量輸入している天然ガスを改質して使う燃料電池を普及させようとしている馬鹿をどうやったら駆除できるかなって考えてた。
[3] Power Generation/Consumption
(1) 再エネは2019年レベルの規模を維持するだけで、省エネ技術と人口減少(と言ってもまだ人口過密ですが)により2050年には電力の40%を供給できるんだが・・・
ついでなんで熱力学解説もやっといたわ。ところで、中国製超小型パソコン、性能は悪くなかったんだが排熱設計がイマイチで電池が恐ろしく膨れ上がったわ(笑)。排熱設計もちゃんとやってください。
(2) 再エネを60%にするっつーから「じゃあ、グリーン水素・アンモニア生産と水素・アンモニア火力発電やれ!」ってことで・・・
とにかく、やれ。
[4] Life
(1) 家電はひたすら中国に期待しとるがね。
ついでにu-BEVと家庭用蓄電池もよろしく。馬鹿高いものは要らない。
(2) コールドチェーンはしばらく日本に商売させてあげて。
家庭用冷蔵庫なんて中国が100%でもいいから。日本のゾンビが煩わしくてな・・・迷惑なんや。