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カメラ選びは永遠の旅〜その1(お散歩カメラ編📷🌸)愛嬌のある相棒を選ぼう!

 どうも、晴れ男☀️フリーランスフォトグラファーの花井亨(@toruhanai)です。東スポ-ロイター通信と報道業界の対角線をあゆんで25年。2019年フリーランス独立1年目でナショジオ表紙撮りました。
 フォトグラファーにとって、最も壮大で永遠の旅は「いい写真を撮る事」である訳ですけど、そこに行くための旅のお供、写真道具、すなわちどんな機材を使用するかは、時にはそのフォトグラファーの作品以上にその人のアイデンティティーを垣間見る事が出来ます。そんな、機材紹介。今回はコンパクトカメラ(お散歩カメラ)編です。

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 フォトグラファーにとってどんなカメラを使うかは大きな問題ですが、ガチの仕事で使う「メイン機」は実はあまり選択の余地はありません。社カメ時代は会社からの貸与機材なので、まさに会社都合。東スポ時代はニコン、ロイター時代はキヤノンのフラッグシップ機をそれぞれ使わせていただいていました。報道カメラマンは’いつ、どこで、何を、どう’撮影するか分からないので、機材にはタフネス性を求めます。シャッターがきちんと切れるという事が最も大事なので、その信頼性の大前提のために、最上級の重いカメラを使用します。
 ところが、日々の散歩やオフの日、出張中のお出かけのお供のコンパクト機(お散歩カメラ)を何を使うかは、そのフォトグラファーの写真スタイルが結構出ます。私は基本的にスマホカメラはメモ代わりにしか使いません。意図的な撮影がし難いのと、本当に何か緊急事態が発生した時のために、スマホは大事な通信機材なので濫用したくないという思いからです。なので私にとって、コンパクト機(お散歩カメラ)選びはかなり重要です。

 お散歩カメラ選びで重要な要素は

📷軽さ・小ささ(常に持ち歩いていたいものです)
📷レンズ描写がシャープであること(実は個体差も結構あったりします)
📷スマホへの転送性能(いざとなればすぐに送信できる)
📷そして、結構大事なのは、「カメラとしての愛嬌のある存在」だということ。

 最後は完全主観なので分かりにくいかもしれませんが、要するに「撮りたくなっちゃうカメラ」かどうかということです。実はこれは結構大事なんです。カメラはただの写真機というクールな方も居ますが、私にとっては大事な大事な「相棒」です。なぜなら、相棒がスネて働かなくなったり、居なくなったりしたら、私はただのごくつぶしで役立たずになってしまうからです。だからこそ、信頼できて、愛嬌のある相棒選びはこの職業を続ける上で、極めて大切なことです。

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 現在私の撮影ポーチにはいつもソニーのコンデジ、DSC-RX100M3 が入っています。
このRX100シリーズは現在の最新機はDSC-RX100M7、7代目のモデルですが、私は2014年5月30日発売と、既に発売から6年以上経過したRX100シリーズ3代目のDSC-RX100M3を愛用しています。しかもこれは昨年、わざわざこのモデルを探して、中古で購入しました。なぜ、M3かというと、24-70mm F1.8-2.8レンズ搭載モデルの中で一番コスパがいいからです。中古市場で3万ちょいで買えます。これはとんでもないコストパフォーマンスです。
 常に持ち歩けるコンパクトボディー、レンズのシャープネス、1型CMOSセンサーのクオリティーはどれも素晴らしく、仕事でも十分使えます。中古値段を考えると、ガシガシ使えて、ちょっと危険なリモート撮影にもためらいなく使えます。

Amazonは中古販売ラインナップも充実しています。(下のバナーは中古です)


 そして、もう1台はFUJIFILM X100F です。こちらも言わずとも知られた、大人気モデルX100シリーズの4代目です。最新機は5代目のFUJIFILM X100V ですが、モデルチェンジした事によって、X100Fの中古市場のお得感が高まっていますが、基本コンセプトは全くブレずに変わらないので、予算が許すなら最新機種の方が長く使えますね。

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 X100シリーズは何と言っても23mmf2(35mm判換算で35mm相当)の「単玉」の魅力ですね。素晴らしい描写の単玉レンズにAPS-Cのイメージセンサーが、写真を撮る喜びと、とてもカメラらしいルックスがカメラを持つ喜びを同時に満たせてくれます。それは自分が写真を始めた頃の気持ちを呼び戻してくれるようで、尊敬する先輩カメラマンに「単玉レンズで撮ってみろ、ズーム?それはお前の両足だ!」と言われて使っていた頃を思い出します。

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 さらに特殊な使い方をする時のために、オリンパス STYLUS TG-4 Toughという防水カメラ使うこともあります。
防水15m、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10度、防塵設計のこのカメラは海中のウミウシを撮影するために買いましたが、顕微鏡モードが素晴らしく、最近は家の庭で昆虫の撮影に頻繁に使用しています。こちらは最新機種のTG-6が出ますのでこちらをオススメします。

 ちなみにフィルム時代はニコンnewFM2に50mmf1.8の極薄撒き餌レンズ(当時はボディーキャップレンズと呼んでいました)とコニカヘキサーRFにズミクロン35mmf2(カナダ玉)を愛用していました。特にFM2は電池が無くても撮影できる、究極のサブカメラだったので、特に海外出張には必ず持って行きました。

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 みなさんはどんなお散歩カメラ、お使いですか?コメント欄で教えていただけると嬉しいです! (了)


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花井亨 Toru Hanai(@toruhanai)
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