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よく聞く話

 中学高校国語科教育法の講義の3回目をする。学習指導要領の総括目標で「理解」と「表現」のどちらの用語が先にきているかをみると時代の課題意識の一つを読み取ることができるという、国語科教育界隈ではよく聞く話をした。よく聞く話なので自分としてもその程度にしか受け止めていなかったのだけれど、先般の『成果と展望Ⅲ』で府川源一郎先生はそのことをしっかりと述べている。刊行当時、そこを読みながら、自分の認識が軽かったことをちょっと叱られたような気分になったのだった。

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