見出し画像

DropboxとYoutubeをミックスさせた様なSaaSサービス「FolderTube」をノーコードツールAdaloで作ってみた

こんにちは。トオルです。

この週末は「FolderTube - フォルダーチューブ」という動画をまとめれるSaaSサービスを作りました。

画像1

サービスは以下から使えます。現在はPC版のみです。

紹介動画です。

FolderTubeで出来る事

フォルダを作ってYoutubeの動画をまとめれます。個人フォルダと公開フォルダがあるので公開フォルダで作った動画のまとめは外部に公開出来ます。

かかった時間

大体2日くらいかかりました。今回は初めてのSaaSとして作ったので会員登録などサービスとして出すので結構色々細かい所の調整に時間がかかりました。

全体の構成

企画から動画までに使ったツールは以下です。

画像2

Adaloでの全体の構成図です。

画像3

細かい所でつまづいたのが公開フォルダから先の動画一覧と動画詳細の画面でユーザーパーミッションの設計です。どこは機能させずどこはリダイレクトさせるか、表示、非表示はどうするかなど結構面倒なポイントが沢山ありました。

次に個人フォルダと公開フォルダをどう設計するかでした、ロジックで分岐させるより画面とデータベース自体を分けました。ロジックが複雑になると保守性、拡張性が難しくなるのでシンプルな設計にしました。その分それぞれ作る必要があるので最初は手間がかかるのかなと思っています。

Adaloの課題

現時点ではAdaloは簡単に作れはしますがいくつか課題があります。特にレスポンス速度などはまだ問題があるなと思っています。またロジックの設計がページ、オブジェクトグループ、オブジェクトの単位での設計になるので、どこでどういう風なロジックにしたのかが分かりづらくなります。ロジックをどこかで一覧管理出来るといいのかなと思いました。

エンジニアと変わらない

作ってて思ったのですが、結局エンジニア的な思考になって作ってる過程はプログラミングをしてる時と殆ど変わりませんでした。恐らくAdaloやbubbleの様なビジュアルプログラミングを極めて行くと殆どエンジニアの様になるのかなと思います。

仕様の設計、画面の設計、データベースの設計、ロジックの設計、パーミッションやリダイレクトの設計を考えてそれを実装してるのがコードでやるのか画面でやるのかの違いでしかなく、結局考え方は同じかなと思いました。もちろんコンピューターサイエンス的な考えは無いのであくまで考え方としてのプログラミングかなと思います。学校教育にプログラミングと合わせてこういったツールも教えるとすごくいんじゃないかなと思います。

ただし、現状だと手の早いエンジニアとパフォーマンスはそこまで変わらないかなと思います。実際問題Adaloの強い制約を何度か感じてるとこれは書いた方が早いかもと思う場面は何度かありました。RailsやLaravelなどのフレームワークからあまり外れる事なく使うとかなり早くアプリケーションが作れるのでAdaloだと2日、フレームワークだと3日とかでしょうか。ただし、作ってる過程でのトライアンドエラー時間を考えるとAdaloの様なノーコードツールの方がアイディアの実装は相当早くなるとは思います。画面とデータベース、ロジックをすぐに作れるので検証する時間の差は出てくると思います。あとは学習コストですがAdaloだと1週間、プログラミングは半年とかでしょうか。

今の所使える範囲

大体のサービスは作れると思います。ただし運用や拡張性などを見た時に現状では中規模以上での商用環境での提供はまだまだ先かなと思います。

一番いいのは業務系ツール、検証用プロダクトとしての導入が一番いいと思います。あとは小規模で限定したサービスなども全然使えそうな感じはあります。これらは影響範囲とメリットを比べるとコストパフォーマンスが良いと思います。


FloderTubeのサービスページ


いいなと思ったら応援しよう!