【高校受験】語句・知識攻略講座②(四字熟語、外来語、慣用句、ことわざ)

夏休みということで高校受験向け知識問題のマガジンを作ってみました。
全10話でそれぞれ頻出の①四字熟語、②外来語、③慣用句、④ことわざを10個ずつのせています。
語句には全て読み方、意味、例文がついているので、それを参考に覚えて下さい。
また最後にはそれぞれを用いた小テストがついていますので、確認のために行ってみましょう。

①頻出四字熟語(11-20)

一挙両得(いっきょりょうとく)
一つの行動で二つの利益を得ること。一石二鳥のこと。
【例】このプランなら一挙両得でコストも時間も節約できる。

一心不乱(いっしんふらん)
心を一つのことに集中して乱されないこと。一つのことに全力を尽くすこと。
【例】彼は一心不乱に研究に没頭した。

一朝一夕(いっちょういっせき)
非常に短い期間。ごくわずかな時間。
【例】一朝一夕でマスターできる技術ではない。

一日千秋(いちじつせんしゅう)
一日が千年のように感じられるほど、非常に待ち遠しいこと。または、非常に長く感じること。
【例】彼は恋人に会える日を一日千秋の思いで待っている。

一念発起(いちねんほっき)
あることを成し遂げようと決心すること。決意して何かを始めること。
【例】一念発起して、新しいビジネスを始めることに決めた。

一網打尽(いちもうだじん)
一度に一気に捕らえること。敵や悪人などを一度に全て捕まえること。
【例】警察は犯罪組織を一網打尽にした。

一目瞭然(いちもくりょうぜん)
一目で明らかにわかること。非常にはっきりしていること。
【例】彼の才能は一目瞭然で、誰もが驚いた。

一攫千金(いっかくせんきん)
一度に大金を手に入れること。大きな利益を短時間で得ること。
【例】宝くじを当てて一攫千金を夢見ている。

因果応報(いんがおうほう)
善悪の行為が必ず報いをもたらすこと。行いが原因となり、その結果が報いとして現れること。
【例】彼の行動が因果応報で報いを受けた。

雲散霧消(うんさんむしょう)
雲や霧が消えるように、跡形もなく消えてなくなること。
【例】その計画は雲散霧消してしまった。

②頻出外来語(11-20)

エピソード
物語や出来事の中の短い話。興味深い出来事。
【例】彼は旅先での面白いエピソードをたくさん話してくれました。

オプション
選択肢、選択肢の一つ。
【例】いくつかのオプションから選ぶことができます。

オリジナル
原型。独自のものである。
【例】この作品のオリジナルは十八世紀のフランス映画です。

カジュアル
気軽な、非公式な。
【例】今日はカジュアルな服装で出かけました。

カリスマ
他人を強く惹きつける個性や能力。魅力。
【例】彼のカリスマ性に引きつけられる人が多いです。

ギャップ
隙間、隔たり、違い。
【例】世代間のギャップが問題になることがあります。

キャラクター
性格、特徴、登場人物。
【例】彼はキャラクターで得をしているとよく言われます。

キャリア
職業や仕事における経験や実績。経歴。
【例】彼女は長いキャリアを持つプロのアーティストです。

キャンセル
予定や予約を取り消すこと。
【例】突然の用事で予約をキャンセルしました。

クオリティー
品質、質の良さ。
【例】この製品のクオリティーは非常に高いです。

③頻出慣用表現(11-20)

頭を冷やす(あたまをひやす)
興奮や怒りを鎮めること。冷静になること。
【例】喧嘩の後、お互いに頭を冷やしてから話し合おう。

後の祭り(あとのまつり)
時機を逸して手遅れであること。後悔してもどうしようもないこと。
【例】期限を過ぎてからの提出は後の祭りだ。

油を絞る(あぶらをしぼる)
厳しく叱る、責めること。過失を追及すること。
【例】上司に大きなミスをしたことで油を絞られた。

息を殺す(いきをころす)
息を潜めて静かにすること。気配を消すこと。
【例】彼は敵の動きを息を殺して見守っていた。

息をのむ(いきをのむ)
驚きや感動で息を止めること。非常に驚くこと。
【例】美しい景色を見て息をのむような感動を覚えた。

板につく(いたにつく)
役割や職務がよく身についていること。自然にふるまえること。
【例】彼の演技は初めてとは思えないほど板についている。

一目置く(いちもくおく)
他人の優れた点を認め、一歩引いて敬意を払うこと。
【例】彼の才能には誰もが一目置いている。

一矢を報いる(いっしをむくいる)
反撃すること。受けた仕打ちに対して仕返しすること。
【例】試合の後半で彼は見事に一矢を報いた。

一石を投じる(いっせきをとうじる)
問題提起すること。議論や変化を引き起こす行動をすること。
【例】彼の発言は業界に一石を投じた。

浮き足立つ(うきあしだつ)
不安や恐れで落ち着かないこと。そわそわすること。
【例】大きなイベントの前で皆が浮き足立っていた。

④頻出ことわざ(11-20)

石橋をたたいて渡る(いしばしをたたいてわたる)
慎重に物事を進めること。
【例】彼はとても慎重で何事も石橋をたたいて渡るタイプだ。

医者の不養生(いしゃのふようじょう)
専門家でありながら自分のことができていないこと。
【例】彼は健康を説くが、自分の生活習慣は医者の不養生だ。

急がば回れ(いそがばまわれ)
急ぐときほど慎重に行動した方が結果的に早く目的を達成できること。
【例】仕事は急がば回れで、丁寧にやることが大切だ。

一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
未来のことはわからないということ。
【例】未来はどうなるかわからない、一寸先は闇だ。

一事が万事(いちじがばんじ)
一つのことを見れば全体がわかること。
【例】一事が万事、彼の行動には全て信頼がおけます。

犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
当たり前のこと。
【例】人生良いことばかりでないなんて、犬が西向きゃ尾は東でみんなわかっていることだ。

犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)何かをすることで思いがけない災難や幸運に出会うこと。
【例】予期せぬ幸運が訪れることもある、まさに犬も歩けば棒に当たるです。

井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
自分の狭い世界しか知らない人。
【例】彼は井の中の蛙大海を知らずで、世界を見てほしい。

鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) どんなものでも信じる心があれば価値があること。
【例】何でも信じる人がいるもので、鰯の頭も信心からとはよく言ったものです。

魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
相手が好意を示せばこちらも応じること。
【例】お互いに助け合うことが大切で、魚心あれば水心という関係が理想です。
1.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

第2講語句小テスト

① 新しいプロジェクトの進め方がわからず(   )の日々が続いている。
② その提案に対して、参加者全員が(   )に賛成した。

ア 鶏口牛後  イ 異口同音 ウ 以心伝心 エ 暗中模索 オ 一期一会

2.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

① 小さな口論が(   )して、大きな争いに発展した。
② 自分の強みを面接でしっかりと(   )することが重要です。

ア エスカレート  イ アクティブ  ウ アピール  エ イメージ

3.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。
(語尾は適した形に直します)

① 彼は怒りで顔に(   )て、相手を睨んだ。
② 一日中歩き回って観光していたので、帰る頃には(   )ていた。

ア 味をしめる  イ 足が棒になる  ウ 頭が下がる  エ 青筋を立てる

4.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

① 試合に負けた後の彼は、まるで(   )をかけたように元気がなかった。
② どんなに難しいことも(   )の精神で努力を続ければ必ず成果が出る。

ア 石の上にも三年 イ 虻蜂取らず  ウ 雨だれ石を穿つ エ 青菜に塩


1.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

① 真実を知り恨みが(   )して彼はすがすがしい顔をしていた。
② 新しいスキルの習得は(   )にはできないものです。

ア 一日千秋  イ 一挙両得 ウ 一念発起 エ 一朝一夕 オ 雲散霧消

2.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

① 彼女は自分の(   )を積むために大学院に進学することを決めた。
② 世代間(   )を感じることが多いが、互いに理解し合う努力が大切だ。

ア ギャップ  イ オプション  ウ カリスマ  エ キャリア

3.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。
(語尾は適した形に直します)

① 多方面に深い知識を持つ彼は、誰もが(   )ような存在だ。
② その美しい風景に、彼女は(   )ような感動を覚えた。

ア 一矢を報いる  イ 一目を置く  ウ 息をのむ  エ 後の祭り

4.次の空欄に当てはまる語句を後から選んで記号で答えなさい。

① ボサボサの髪の美容師なんて、まさに(   )だ。
② 友達が助けてくれたことに感謝し(   )の気持ちで彼も恩返しをした。

ア 急がば回れ イ 一事が万事  ウ 魚心あれば水心 エ 医者の不養生

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