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YB-1にAF09型タクトのリアキャリアを付ける。

別項でも予告っぽい言及はしていますが、YB-1(2st.)にAF09型タクトの純正リアキャリアを加工装着しました。

画像は加工済です

YB-1 Four純正リアキャリア(ワイズギア販売、絶版)」であればレア品ながら存在するのですが、オークション等に出ても争奪戦が起こる状態で、加工流用品の定番である「カブカスタム用延長リアキャリア」を付けても構造上大きな荷物を積むとしなりが出そうで、リアキャリアをどうするか?については正直かなり悩んでいました。

しかし、筆者としてはYB-1を通勤のみならず買物やツーリングにも使いたいので、コスパの良さで知られるデイトナ製「ヘンリービギンズ」シリーズの「ツーリングシートバッグBASIC Sサイズ」位は安定して積みたいのです。

そこで、純正品やカブカスタム用延長キャリアとは別のアプローチで装着してしなりを抑え、かつ本体無加工で装着でき、スマートなルックスで古びた感じを出せる社外品を探していました。
そんな中…

C92。神社仏閣デザインが好き!初のCB「CB92」のベースでもある

ちょっと前から気になってるホンダC92の情報を漁っていて、対応リアキャリアについてふと検索すると

C92お迎えしたら絶対付けたい

ナンバーステーに装着!その手があったか!!!
という訳で、ナンバーステーとかその付近のネジもリアキャリア装着に用いる前提で検索やオークション、パーツ屋さんを彷徨い…

AF09型といえばクレージュタクトが有名。ヤンチャ系に人気のプレミア車両

AF09型タクト用純正リアキャリアを(たまたま近くにあった部品取り車のYB-1と現品合わせした上で)購入、加工装着する事にしました。

キャリア本体込の総費用、だいたい2000円くらい

用意した物は画像内が全てです。
・AF09タクト用リアキャリア(激しく曲げ加工済)
・ホームセンター(グッディ)で買ったステンレス製ステー
・ビス、ナット適量

7ボーンフレームのおケツ

まず、当たり前ですがシートを外します。
純正キャリア装着時と異なりウインカーの移設は行わないので、本作業においてリアウインカーは外しません。

タイヤレバーとバイスとマンホールの蓋でグイグイ曲げる

続いて、ステーを所定の寸法に曲げていきます。
ステーもキャリア本体も基本的に筋肉の暴力で曲げていきますが、曲げ直しを何度も行うと折れやすくなりますので、慎重に角度合わせをして一気に曲げるのがコツです。

画像右側(前側)ステーはシートで隠れて見えなくなる

続いて仮留めし、ステーとキャリアとバイク側取付部の位置関係を確認、微調整を行います。ステーが手曲げなので、どうしても微調整によるリカバリが必要になります。
画像左側を見たらおわかりかとは思いますが、ステーからの荷重をテールランプ基部のネジにて受け止める事でキャリアの大きなしなりを防止し、振動はキャリア自体を意図してバネ的に振動する形状に曲げているのでそっちで吸収し周波数を下げる構成になっています。更に、いくつかの要所にはエポキシ接着剤をぽってり塗布しており、そこでも振動をいくらか吸います。

なお、画像右側にあるステー基部の長いネジは仮留め用で、シート装着時に外します。

穴あけや穴拡大といった作業が要るのでドリル一式必須

なんか微調整テキトーな気がするけど見えないし問題ないからOK!
という事にしていますが、見えない所もキッチリ整えたい人は、更なる微調整でアーム部の左右非対称も直せます。
とはいえ、これでもキッチリ付いており、殆ど斜めにもなっていません。

重すぎる荷物は積めないし人が乗るのは論外、あくまで軽い荷物用

完成です。
細部のサビは「味」でもあるのですが、いずれオイルで磨くなり変質させるなりして黒くなってもらいます。ともあれ、パッと見には昔の2ストバイク純正品っぽい感じに仕上がったのではないでしょうか?

夏の由布岳は爽やかだけど、麓付近は全然涼しくなかった

リアキャリアの具合チェックをしたかったのと、ちょうどピストン交換してからの走行距離がもうすぐ500kmになるので、キャリアチェックとシェイクダウンテストと避暑とラーメン遠征を兼ねて(詰め込み過ぎ)、作業が終わってそのまま福岡から大分へ突っ走り、由布岳登って別府に下ってまた登り、由布院で一休み。

猛暑+盆地なので全然涼めませんでした…
由布院なら、涼しい三瀬(福岡市の奥地)よりも更に納涼できるやろ!と勝手に期待した私が愚かでした。
ともあれ、肝心のリアキャリアはバッチリの出来だったので安心です。

クソ暑いので秋以降にはなりますが、YBにツーリング装備一式を積み、下道ぶら旅を楽しんでいこうと思います。

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