私が今年学んだこと
20歳、大学生、ほぼ5年ぶりの社会生活。地獄のような浪人時代と大学1年生の目まぐるしい日々を経て、私はだいぶ変わったと思う。特に、今年の私ときたら、よくキャパオーバーしなかったと自分で自分を褒めてやりたくなるくらいの吸収ぶりだったと思う。
学んだこと列挙
受験の大変さ
これもよく考えたら今年のことである。1月に共通テストを受けて、2月に各校の入試を受けた。noteが出したこのお題は國學院大学との協賛であるが、國學院大学も実は受けたことがある。受験期間は本当に、地獄のように大変で、精神状態もこの世の終わりのようだった。ちなみに國學院受験直後は日本史ができなかったと博物館で小一時間啜り泣いた。第一志望を受験する直前に40℃超えの熱を出し、受験の前に命が終わるかと思ったというのは何度か擦っているネタなのだが、心身共にあそこまで追い込まれたのははじめてか鬱の急性期ぐらいではないか。ともかく、受験が終わって、諸々のことから解放されたその瞬間、心が本当に楽になったのを覚えている。そして、その辛さを耐えた経験が、わりと自分への自信につながっている。あれを耐えられた私はすごい、と思えるようになった。
以下は受験終了が嬉しすぎて進学先も決まっていないうちからドカ食いしたAFURIの柚子辛露つけ麺と炙りコロチャーシュー丼。
グループワークの乗り越え方
これは昔からそうなのだが、なぜかグループワークをやると私にばかり負担が集中してしまって、毎回辛い思いをする。大学の授業でまさにそんな状態になった私は、課題の遂行中精神的にかなりキていた。主治医によれば、グループワークとは古今東西そういうものなのだという。助言を受けてはじめて、他人に役割を振るということができるようになった。また、何回かグループワークを経験していくうちに、積極的にやってくれる相手にも何人か巡り合うことができたので、最近はわりと心が軽い。
VOCALOID
7月、私は初音ミクを家に迎えた。UTAUの方なら何度かいじったことがあるのだが、VOCALOIDははじめてである。当時はニコニコ動画がサイバー攻撃で使用できない状態にあり、復活してからいちばん早い時期のボカロイベントに処女作をぶつけようという目標のもと曲を作った。ミクさんの声を整えるのは本当に難しくて、初心者の私ではせいぜいアペンドの選択とビブラートくらいしかできることがなかったのであった……。
そうして完成した曲がこちら。まあ、完成してみると愛しいものである。
冷汁の作り方
『趣味趣向について』で冷汁が好きだと書いた覚えがある。『だし茶漬け えん』で冷汁を食べたのが最初で、その後他の飲食店や、宮崎県の(もっと広く、九州全域のこともあるが)アンテナショップ、無印良品の冷汁の素などを用い、具材を切って食べることが常だったのだが、今年に入って、ついに汁から作ることに成功した。参考にしたレシピは、有賀薫さんのこちら(下部参照)のnote記事で、完成した冷汁はスープジャーに入れ、何もつけていないおにぎり(ドボンする用)と一緒に学校に持って行っていた。
兎角、夏を乗り切るには最高の相棒だった。
酒の味
20になるまで、私はかなり酒に憧れていた。私が好きになる料理は大概酒に合うもので、将来は大酒飲みになるなどと言われたこともあったのだが、誕生日に飲んでみた結果、見事な下戸であることが判明した。一口飲んだだけで顔が真っ赤になり、頭痛と吐き気で動けなくなる。大概は一口飲んだ後に来る強い酒気にやられてそうなるのだが、ごくわずかながら二口以上のめるものも存在する。当然、アルコール度数は3%以下とかになってくるのだが、シードル等果実酒系の酒や、クセの少ない酎ハイなどが主で、多分私はアルコールの味がダメなのだと思う。
そんな私でも、東洋美人という日本酒は少しだけ耐えられた。途方もない時間がかかりそうではあるが、私に合う銘柄を少しずつ見つけていきたい。
コントローラーの操作法
先日、PS4を知人から譲り受けた。私は生まれてこのかたコントローラーというものを握ったことがなく、テレビゲームという形もはじめてである。そんな大人になってしまった初心者がはじめてやりたいと思ったのが、Bloodborne。大丈夫なのか不安しかなかったが、今のところへこたれずにプレイできている。ガスコインとミコラーシュ&ロマ推しなので(バックボーン的な話)彼らに屠られる分には大丈夫だし思うのだが、最も心配なのはヤーナムの影である。三人衆、頼むから無茶せんでくれ。今から祈るような気持ちである。
隠れていた私の性格
今年はたくさんのことを吸収する一年だった。様々な事柄に触れて気づいたことも、学んだことと同じくらい多い。例えば、私が課題を期限内にできる人間だったこと。実はおしゃべりが好きかもしれないということ。自分が思ったよりも負けず嫌いで、諦めが悪いということ。自分が欲していたのは、なによりも「自信」だった。
自惚れだろうけど、今の自分を余すことなく受け入れられたのは、私がちゃんと大人になれたからかもしれない。