2021年の終わりに。
何も言葉を交わさずとも、意志を感じる瞬間がある。そういう人がいる。今年感じたこと。
その人は眼から意志を感じさせる。
残留争い直接対決。チームはその事の重大さからナーバスになっていたとは思う。何も生み出さない世界最速の45分間を終え、その後の45分間も何も感じなかった。
そんなプレーをした後に、応援ありがとうございますなどとは言われたくなかった。
その選手は頭を下げなかった。その眼をサポーターがいる方に真っ直ぐ向けて、唇を嚙んでいた。
何が見えていたかはわからない。しかした