『オッペンハイマー』鑑賞で受けたショック、そして確固たる反戦映画だと思う理由
クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)による映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』が7月21日にアメリカなどで公開された。自分はノーランファンの1人だが、今作には好きな監督の新作以上の意味があることは言うまでもない。実際、8月4日現在でも日本公開は未定で、唯一の戦争被爆国として慎重になるのも当然だ。ただ、だからこそ観ないといけないとも思ったし、自分は現在オーストラリアに住んでいるため幸運にも鑑賞する機会に恵まれた。本稿では「『オッペンハイ