『N.S.W.』という配給社(映画宣材物編)
『N.S.W.』でピンときた方は、ある種のデザイン好きの方かもしれない。
長年、映画チラシなどの映画宣材物を収集していると、「このデザインいいな」と思うのが出てくる時があり、それがある程度まとまってくると、特定のワードの文字が多く出てくる。
そのうちの一つが『N.S.W.』だった。
初め何の意味なのかわからなく、しばらく謎のままだったが、最近わかった事実がある。
これは「日本スカイウェイ」という映画配給会社名の頭文字をそれぞれ繋ぎ合わせたものだったのだ。
物証として下記に配給作品の映画チラシから抜粋したい。間に区別するための『/』がないのが証拠である。
幸いにもWebページの残骸が残っているが、パソコン用のページのみなので、スマートフォンで見るには拡大してください。
Webページに残っている情報によると、まつゆうさんによって2002年に作成されたサイトで、1995年から27作品が上映されていたが、2006年を境に何らかの事情によって内容が更新されないままになっている。
ちなみに社名、最後の方の上映時の映画チラシには『日本スカイウェイ』記載となっています。
webページに載っていた上映27作品リスト
スタンザフラッシャー
町でいちばんの美女
砂丘
ワンダーウォール
太陽の下の18歳
狂ったバカンス
リキッド・スカイ
アンナ
ハードメン
小さな兵隊
メイド・イン・USA
女性上位時代
ウィンタースリーパー
カラビニエ
Comic Storip Hero
モード・イン・フランス
モデルカップル
In & Out Of Fashion
サッカー小僧
カレル・ゼマン
美しき冒険旅行
セッソ・マット
ラジニカーント★チャンドラムキ
マリアの受難
トランジルヴァニア
カンフー無敵
ラ・ヴァレ/モア
『日本スカイウェイ』で検索したところ、本ページは無かったのですが色々見つけました。
上記27作品以外にも上映していたようで、まつゆうさん独自のラインナップだったみたいです。
2023年も邦画のホラー映画などを『NSW』という名前で配給していました。『ほんとうにあった!呪いのビデオ』って、路線の振れ幅大き過ぎです…。
最後に何が言いたいかと言うと結局は、宣材物を作成したデザイナーさんの作品が好きだったって事ですね。ゴダール作品と『女性上位時代』などのシンプルな色使いだったり、複数の写真のレイアウトの組み合わせとか。
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