2022年本屋大賞の順位に感じた違和感
まずは、大賞おめでとうございます・:*+.\(( °ω° ))/.:+
昨日、大賞結果発表が出たのだが、今ひとつ盛り上がりが弱い印象。10位までの順位も発表された。
以下に順位を挙げておきたい。※得点は省略しています。順位/書籍名/作家名/出版社名の順です。
自分の予想で、『夜が明ける』『星を掬う』で迷っていたのに蓋を開けてみたら全然違っていた。
一応、気になる作品に『赤と青とエスキース』『スモールワールズ』も挙げているが。
何となく、大賞作は今だからこそ決まったんだろうなと思う。つぶやき記事でも書いているが、書店でお客様に毎日接している書店員は『社会を写す鏡』だと思えば、世間の関心度の高さで選ばれたという事。
ここで、もう一つ。
違和感があったのが、2位に選出された『赤と青とエスキース』。気にはなったけど、何故か読む気になれなかったのだ。その理由が、「あらすじ」。皆さんは、読んで何か感じないだろうか?
あらすじの内容は「愛」の物語であり、誰が見てもハッピーエンドそうなわかりやすいもの。これが決め手だった。
何故かというと、大賞(1位)は『戦争』がテーマでネガティブ。2位は『愛』がテーマでポジティブ。この二つはセットになってると思っている。
今、終わりの見えないウィルス感染対策などで心が疲弊している方が多くなっており、そこにウクライナ侵攻による連日のネガティブな報道。
無意識のうちに更に疲弊した心が、癒しを求めていてもおかしくはない。だから、必然的にわかりやすい癒しの本が選ばれたのだろう。
今回は、時代を表した順位になっていると思う。ウクライナ侵攻の時期がずれていたら、大賞は変わっていたはず。たらればになるが本来であれば、『スモールワールズ』になるのだろう。