地球と宇宙の間のビジネス
『世界初の商業宇宙旅行に成功』というニュースがあった。
最高齢82歳と最年少18歳が乗船したという。宣伝効果を狙ったかと邪推してしまう。
ニュースを観て、「あれ、スペースデブリは大丈夫だったのかな?」とふと思った。スペースデブリというのは宇宙ゴミの事で、漫画『プラタナス/幸村誠』から知った。
調べてみると、地上600km未満だとデブリは数年以内に落下して燃え尽きるので残ることはないとのこと。
今回は、地上100kmちょっとなので影響はなかったようだ。
また、スペースデブリは地球の周り全てにあるわけではなく、観測衛星などが浮かぶ高度700〜1000kmといったよく使用される軌道の範囲内に多くなっているそう。
ちなみに、国際宇宙ステーションは上空約400kmに浮かんでいます。
ということは、空いている軌道にはビジネスチャンスが転がっているという訳ですね。
この記事を編集している最中、『宇宙寺院』と『宇宙供養』というワードの記事を見つけてしまった。
超小型衛星が宇宙寺院として高度400〜500kmに投入され、打ち上げ後は故人由来のデジタルデータを衛星へ送信するそうで、新しい時代になったものだと思いました。
これは想像になりますが、いずれはその人の分身としてのデジタルクローンが当たり前になってくると、その人が亡くなったとしてもデジタルとして生きていることになる。
その結果、死の概念が多様化していく。そうなると葬式や墓、お寺そのものが無くなってしまうのかもしれませんね。