電気設計シミュレーションについて(EMI)2
電磁波は基板や基板上のデバイス、またはケーブルから放射する。ケーブルは筐体の外に伸びるため、シールドされていないものには注意が必要である。シールドされたケーブルでもGNDが不安定なら(インピーダンスが高いなら)むしろシールド自体から放射する。
また、ESD対策のためにコネクターの金属ケースと基板のGNDをデカップリングするケースがある。筐体とコネクター、筐体と基板を強く接続することでインピーダンスを下げられるが、信号配線のリターン経路が切れたままになってしまい、コモンモードノイズの原因になっていることがよく見受けられる。非実装でもよいからGNDショートできるようにしておくことをお勧めする。ESDは自然復旧で判定可になることを狙う。