習慣というのは恐ろしい。いい方面でも悪い方面でも。 靴を脱いだらすぐにそろえる習慣。 次に履くときラクだし、何より見た目がいい。デメリットは1つもない。 面倒なだけ。 朝起きたらベッドメイキングをする習慣。 布団の湿気を逃がしてくれるし、何より見た目がいい。デメリットは1つもない。 面倒なだけ。 小さな良い習慣を身につけること。それでこの1年、そしてその後も過ごしやすくなる。春は習慣を身につける機会としてぴったりだ。 中学生にぜひ身につけて欲しい3つの習慣を紹介する。
2年前、こんなツイートをした。 今回はこの件について、私の意見をまとめる。 ◆不正行為 中学校の先生が「これは去年の定期テストだ。これをやってどんな問が出るかを予想するように」と定期テスト過去問を配っているのなら、なんら問題ではない。 だが、塾の生徒に定期テストを持ってこさせてコピーを取り、それを翌年度以降に解かせるのはダメだ。 ドーピングと同じ。 テストに出る問題が分かっていれば点が取れるに決まっている。 だがこれを永遠に続けることはできない。少なくとも高校入
都立高校受験において、通知表の点(=評定)は重要。 一般入試では総合得点の3割。ほとんどの推薦入試では総合得点の5割を占める。 一方、定期テストの点は都立高校受験において直接の影響はない。 もちろん定期テストの点が良ければ、通知表の点が上がりやすくなる。 都立高校受験では、定期テスト100点で通知表4よりも、定期テスト90点で通知表5の方が価値がある。 高校側は、キミらの定期テストの点を知ることはできないからね。 ◆授業態度と提出物がカギ 通知表野点は、次の4つを評
プロサッカー選手のピーク(山頂の意。転じて最盛期を示す)は20歳前後。23,24になるとベテランの域だとか。 体力、スピードが必要とされる競技のためだ。サッカー選手の中でもゴールキーパーはやや異なり、経験や反射神経がより重要となるため年齢を重ねても活躍できる選手はそれなりにいる。現日本代表のゴールキーパーである川島永嗣選手は38歳だ。 一方、塾講師のピークは何歳なのか。 今回はそれを検討する。あいにく都立入試には直接関係ない。 ◆ずばり40~45歳まず小中学生対象の塾で考
2022年度の都立一般入試まで4週間を切った。 推薦入試を受けなかったキミは、遠慮なく一般入試対策を進め、冬休みで理解が不十分な単元が洗い出されただろう。 とりわけ中3の2学期に学んだ単元は練習量がたりないはず。数学なら相似・円周角の性質。英語なら関係代名詞。理科は天体や食物連鎖。 都立過去問やVもぎ過去問などを使い、慣れてしまおう。 ◆変化しないことを心掛けるこれから入試までの1か月弱は「いつも通り過ごす」を意識すること。 入試ではいつも通りやることが大切であり、普段や
春先の話。 電車に乗っていると、都立高島高校の生徒の会話が耳に入った。 細かい内容は違うけど、ニュアンスはこんな感じ。 男「大学どこにするかもう決めた?」 女「わかんない。え、もう決めたの?」 男「俺もまだだけど、日東駒専よりは上かな」 若者の会話を聞いていた私は、 「高島から日東駒専なんて行けないよ。上位1割に入ってたら別だけど」 こう言いたいのをぐっとこらえた。 ◆日東駒専をなめるな高校生が知っている単語が「早慶上理」「GMARCH」「日東駒専」だから仕方ないかもしれ
まず前提から。 東京都の公立中学校では通知表の付け方が絶対評価。 その評定の割合は 5…13.5% 4…25.5% 3…46.6% 2…11.2% 1…3.2% となっている。 ウソだと思うなら、東京都のWEBサイトを見ればいい。 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/25/17.html 1学年に100人いれば、上から39人が「5」か「4」の評定を取っていることになる。 「3」を取って
眠くなったら寝る。なんとなく昼近くに起きる。 そんな休日を過ごしていたら、他の受験生に悪い方向で差がつく。 高校受験まで半年を切った。少なくとも残り期間は「正しい睡眠」を意識しよう。 たかが睡眠と軽く考えず、睡眠すら受験にとってプラスに活用できるようにしよう。今日は、中学生でも簡単にできる「正しい睡眠」を伝える。 ◆Pointは「起床時刻を変えない」規則的な生活が、もっとも身体に負担をかけない。 つまり疲れにくくなる。 いちばん手軽なのは「毎日、同じ時刻に起きる」これだ
今まで何百何千という塾に通う子を見て、たどり着いた結論の一つが「物を大切にする子は学力も伸びる」である。 先日、あるプロ野球選手がチャンスに三振してしまい、ベンチでバットを叩き割ったそうな。 https://hochi.news/articles/20210408-OHT1T50000.html これには色んな意見があるだろうが、私はこう考える。 「バットはもうこの選手を助けてくれないだろう」と。 ◆神はいる八百万(やおよろず)の神、という言葉がある。 あらゆるものに神
私はネット上の情報は、ウソばかりだと思っている。 ちょっと言い過ぎた。 「裏付けのない、書いた者の主観・感想を、さも事実のように表している」ものが多いと思っている。 例えば2010年2月の都立入試後、「Yahoo!知恵袋」に以下のような投稿がある。一部を抜粋した。 正式には5月に平均点は発表されますが,知恵袋で都立 平均点 と検索したら、塾の先生に教えてもらった人がいるようです。 5教科267だそうです。 今年の傾向は難しかったようです。ですから、あなたは自信を持っても
中学生のキミへ。 あと1週間ほどで、2021年も1/3が終わる。 中学校の中間テストは5月中頃だろう。あと3週間くらい。 最初の定期テストはどの学年にとっても重要。 その点数を見て、学校の先生はキミらにレッテルを貼る。 90点以上なら「デキるやつ」と思うし、平均点以下なら「デキないやつ」と思う。期末テストも同じような点数ならこのレッテルが評定として数字に表される。 結論を先に言う。 中学生は次の定期テストに全力で臨み、過去最高点を目指せ。 それがこの1年間を快適に過ごす方
例年なら3~4月は、塾にとって「書き入れ時」である。 多くの塾が(他の習い事もそうだが)”春から新コーススタート”といった具合に、新参者に優しい仕組みを作ってきた。 新学年が始まるにあたって、授業も各学年のキリがいいところから始められる。 入る側(生徒)にとっても塾運営側にとっても、春からスタートは都合がいい。 高校受験のため塾に入るなら3月。これは鉄板である。 ◆中1から塾に行った方がいい理由では何年生から塾に行けばいいか。 結論から言うと「中学1年生」だ。 理由は
結論は「いい塾=いい先生がいる」である。 世には”やぶ医者”という者が存在する。 体感でいいのだが、皆さんはそういった医者にかかったことがあるだろうか。 内科外科を始め、眼科、耳鼻科、皮膚科、歯科などおそらく複数の医者にかかっているはず。 治療がうまくいかない。むしろ悪化したなどという医者はいたか。 きっと「ゼロではないが、めったにいない」と思うのではないだろうか。 残念ながら塾はそうではない。 成績を上げるように取り組ませる塾は、せいぜい5つのうち1つと踏んでいる。
東京都豊島区にある私立の女子校、十文字高校からパンフレットをいただいた。 その中に「進路データ」として2020年春の大学合格者数と進学者数が載っていた。ホームページでもきっちり公開しているところに好感が持てるね。 「過去3年間の合格数」などとボヤけた数字しか見せない高校に比べれば天と地ほど差がある。 今回はこの十文字高校の合格・進学実績を読み解く。 現役、既卒生(浪人生)それぞれのデータがあったが今回は現役生のみ集計した。 ◆GMARCHは合格数の36%が進学「合格数
塾通いしている中学生の皆さん。 キミの塾の先生の授業、面白いですか。 面白いといっても「笑える」面白さではなく、知的好奇心をくすぐるような授業かどうかという話。 ◆You'll have an egg on your face.この英文には1箇所、誤りがある。どこだろうか。 まずは文の意味を考える。 「あなたは顔の上に1つ卵を置いているだろう」と直訳できるが意味が分からない。 ここで気づくべきはegg。 an eggなら「一個の卵」 でも「egg」なら不可算名詞として扱
中学3年生は間もなく高校入試が始まるだろう。 今年は夏休みも冬休みも短かった。足立区、江戸川区、大田区、新宿区、豊島区などは8月7日まで中学校があった。 その反面、3~5月くらいまではコロナの自粛期間で家庭学習できる時間がたっぷりあった。今年度の受験生は夏ではなくこの3~5月が天王山だったと思っている。 ◆ライバルは自粛しない都立高校に限った話をしよう。 キミの志望校が島しょの高校なら何も心配いらない。100%都立高校に行ける。 唯一、大島海洋国際高校のみ倍率が出ること