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待ちかねずにいる

外へ出るのが怖いという気持ちはなくなった。でもやっぱり避けている場所というのはある。ひとによりけり、それぞれだろう。今なにをどこまで気をつけるのか。

ちょっとくらい罹ったとしても仕方ないじゃない、と思えるならどれだけいいだろう。自分の生活状況と、それに不可欠な人々を思い浮かべたら「可能な限り絶対に罹ってはならない」という答えしか出てこない。半年間、何度も考えたけれど、何度考えてもそうだった。

「やりたい」とか「できない」とか「今はやりたくない」とか、色んなことについて自分なりの態度を決めなくてはならない。考えることは好きだから、そんなに苦ではない。毎日の状況をニュースでチェックして、「まだまだ変わらないな」と思うのが最近の日課になっている。

少しずつ出掛けたり、飲食店にも行ったりと、以前の暮らしを取り戻しはじめてる人たちからしたら「なにをぐずぐずしているのか」と呆れたり憤ったりされるかもしれない。それだけが少し心配だ。ただでさえ分断の時代と言われてるのに、この後に及んで疑心暗鬼になりたくない。けれど、もうすでになりつつある自分に気づいている。

今朝ふと、オアシスの「Don't look back in anger」を和訳してみたくなった。洋楽曲を好き勝手に意訳するのが好きなのだ。

サリーは待ちかねずにいてくれた
僕らが共に歩むには
もう遅すぎると知りながら
気持ちは遠く逸れ離れていっても
「怒りに暮れないで」とあなたは言ったね