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完全無料! G1 エリザベス女王杯 最終見解! 自信の本命馬!

G1 エリザベス女王杯

最終見解

昨年同様、阪神2200mで行われるエリザベス女王杯。しかし、昨年と大きく違うのは開催日程だ。

今年は京都競馬が開催されていない為、例年より早く秋の阪神競馬が開催され年末までのロングラン開催になっている。

昨年のエリザベス女王杯は開幕2週目に開催され非常に馬場状態が良い状態で開催されただけでなく高速化が目立つ開催だった。

エリザベス女王杯と同じ週に行われたデイリー杯2歳Sでは8頭立てという少頭数にも関わらずレッドオルベールが1.32.4というコースレコードで快勝し、その後行われた朝日杯ではグレナディアガーズが1.32.3と2歳ながらコースレコードを更新したように高速馬場がとても印象的な開催だった。

宝塚記念と同じコースで行われたエリザベス女王杯も馬場状態が全く違う事から宝塚記念で不振なディープインパクト産駒が2、3着に入線し勝ち時計も2.10.3とレコードに0.2差という好時計を計測している事からも少し特殊なレースだったと俺は考えている。

本日行われたデイリー杯2歳Sの勝ち時計は1.35.1。映像越しに見ても明らかに馬場が荒れており最後の直線では馬場の痛みを避けるかのように外に追い出す馬が多く、その中でも1番外に追い出したセリフォスが優勝した。

この荒れた馬場での阪神内回り2200mで行われる今年のエリザベス女王杯はタフな馬場状態で行われる宝塚記念と同じようなレースになると思っている。

今年のエリザベス女王杯に対する俺の簡単な印象はここまでとして昨日の全頭診断で解説しなかった馬達の解説+本命◎の話をしたいと思う。

アカイトリノムスメ

秋華賞の落ち着いたレースぶりからも距離延長は可能とレース後の記事で書かせてもらったが今回のエリザベス女王杯で課題となるのは距離ではなく『レース間隔』だと思っている。

秋華賞の見解記事で『母アパパネは前哨戦が苦手だったから娘のアカイトリノムスメもオークスからの直行ローテが気になる』と書いたが、アパパネの現役時代の頃には今のノーザンファーム天栄のような施設がなく『外厩仕上げ』が主流である近代競馬において母アパパネと同じような扱いをしてしまったのは大きな間違いだった(こんな簡単な事に気がつけなくて、秋華賞の記事を参考にしてくれた仲間には本当に申し訳ない)

今回の『中3週』というローテはレース間隔としては過去最短な間隔であり赤松賞→クイーンC→桜花賞→オークスという過去の臨戦過程からしても割とゆったりな間隔で成績を残しているだけに中3週で関西への再遠征という今回のローテには少し疑問が残る。

またディープインパクト×アパパネという血統からも『とにかく優等生タイプ』な馬だけにディープインパクト産駒が苦手とする宝塚記念のようなレース質になりそうな今年のエリザベス女王杯では強く推せる要素が特になく本命◎は打つ事はなかった。

レイパパレ

レイパパレに関しては宝塚記念、オールカマーと『完消し』評価としたように非根幹距離である2200mでのレースでは余程な適正(特殊な馬場、ペースなど)を示さない限りは全く評価していない。

今回のエリザベス女王杯でも過去2戦と同じような評価にするつもりだったが『最内枠』+『低レベルなメンバー構成』という事だけが気掛かりだ。

どれだけ馬場、展開が向いたとはいえ、あのコントレイル、グランアレグリアに先着出来る馬が今年のエリザベス女王杯のメンバーの中にいるか?と聞かれると…最内枠からすんなり逃げて…戦ってきた相手が違うから格が違った…

なんてことも考えたりしたが、それだけで本命◎を打つという事は俺の中ではあり得ない。

とはいえ、流石にこのメンバー構成では『完消し』という評価をする事は出来ないが『勝ち馬=本命◎』という事にこだわった今年のG1予想という面では本命◎は打てない。

イズジョーノキセキ

マーメイドSでも本命◎に推奨したイズジョーノキセキ。父エピファネイア×母父キングカメハメハというデアリングタクトと同じ配合なだけにタフなレース質を得意としている馬だ。

また母方にはラーイ、シアトルスルーを内包している事から小回りコースも苦にしない機動力も持っている為、阪神2200mでのレースとなると人気はないだろうが期待してしまう。

ただ、重賞未勝利という事もあり実力不足は明らかなのは否めないので本命◎を打つ事は出来ないものの、血統的な相性+晩成型の4歳秋という面で『穴』としては非常に楽しみな1頭であったので最終見解に書かせてもらった。

テルツェット

リアルスティール、ラヴズオンリーユーの姪という良血馬で戦歴も8戦6勝(6-0-1-1)という事から毎レース注目が集まるのは当然だろう。

ヴィクトリアマイル(3番人気14着)のような高速時計+33秒前半の切れ味勝負みたいな競馬は明らかに適正外で前走のクイーンSやダービー卿CTの勝ちっぷりを見ても阪神2200mのような上がりのかかる競馬は得意なタイプだろう。

展開待ちにはなるだろうが、クイーンSの走りがとにかく良かったので大外一気みたいなレースも期待してまうがリアルスティール、ラヴズオンリーユーよりも不器用でマイラー気質が強いだけにいきなりの2200m戦に対応出来るかはかなり微妙だ。

本命◎を打つ事はさすがに出来ないが、穴としてなら抑える価値はある馬。しかし、血統面の後押しもあり5番人気となってしまうと取り扱いが難しい1頭だ。

 

さて、いよいよ発表だ! 

今年の、エリザベス女王杯

俺が選ぶ自信の本命馬はこの馬だ! 

◎ウインキートス。

全頭診断でも書かせてもらったがウインマリリンの右脚の腫れさえなければ文句なしの本命◎だっただけに残念だが、その他のメンバー構成を見る限りウインキートスで間違いないだろう。

エリザベス女王杯での関東馬の不振

関西への初遠征

G1未勝利の丹内JK

ネット上では上記のような様々な不安要素が上げられているがこれは当然だと思う。

しかし、牝馬限定版『宝塚記念』のようなエリザベス女王杯において最重要視しなければならないのは

『非根幹距離への対応』

だと俺は考えている。

ウインキートスの全成績18戦5勝のうち根幹距離でのレースは僅か3戦のみでその他の15戦は全て根幹距離のレースとなっている。もちろん5勝の全てが非根幹距離のレースとなっており『非根幹距離専用機』といっても過言ではない。

逆に1番人気のレイパパレは連勝が止まった宝塚記念、そして圧倒的1番人気で敗れたオールカマーはどちらも非根幹距離の2200m戦だった。

2番人気のアカイトリノムスメに関しては今回が初の非根幹距離戦となり同じくエリザベス女王杯を2年連続で人気を背負いながらも3着に敗れた母アパパネの成績を見ると対応には『?』がついても不思議ではない。

人気馬だけでなく今回の出走メンバー全体を見ても1番の非根幹距離巧者なのは間違いなく、低レベルのメンバー構成で行われるからこそ余計に求められてくる『非根幹距離への対応』という面でウインキートスは本命◎に相応しい1頭だと評価した。

2200m、2400mとなると200mしか距離は違わないがディープインパクトが毎年のように好走している日本ダービーに対し過去5年間の宝塚記念、エリザベス女王杯でディープインパクト産駒の優勝はなく、バコ、マルジュー、オルフェーヴル、ハービンジャーなど非主流血統の産駒が好走している。

また非主流血統の産駒が強いという事もあり、もう1つの特徴として『リピーター』
が多いのも非根幹距離G1の特徴だ。

21、20年
宝塚記念 1着 
クロノジェネシス(バコ)

20、19年 
エリザベス女王杯 1着
ラッキーライラック(オルフェーヴル)

20、19年 
宝塚記念 2着
キセキ(ルーラーシップ)

18、17年
エリザベス女王杯 3着、1着
モズカッチャン(ハービンジャー)

このように得意、不得意が分かれやすい非根幹距離G1というのはこういった特徴が出やすいのでは?と俺は考えている。

そして近年の非根幹距離G1でのリピーターとして最も代表的な馬といえば19年(7番人気)、18年(9番人気)、17年(9番人気)と穴馬として3年連続で2着に好走したクロコスミアではないだろうか。

血縁関係は全くないものの

ウインキートス
父 ゴールドシップ(父ステイゴールド)
母父 ボストンハーバー

クロコスミア
父 ステイゴールド
母父 ボストンハーバー

クロコスミアが好走したのは京都でのエリザベス女王杯だが2200mという特殊な距離への対応と考えれば血統的な面でも大きな後押しになるのではないだろうか。

調教の動きからも陣営の勝負気配は抜群であり、ウインマリリンの状態不安がある今回はウインキートスが勝ってくれると信じている。 

勝ちたきゃ俺を信じろ! 

俺は今日も勝つからよ!

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