とりのひと

こんにちは!とりのひとです。 鳥取県で地方発信のポータルサイトとお取り寄せサイトを運営しています。

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最近の記事

おじろじろキャンプ場|兵庫県美方郡香美町(その②)

前回の記事はこちら→〈理想のキャンプ場づくり|夫婦で山林開拓①〉 兵庫県北部の小代区の山奥、そこには山を自分たちで切り開き、理想のキャンプ場を目指して日々開拓を進めるご夫妻がいます。キャンプ好きの方々がリピートするこの場所は、そのご夫妻のキャンプ愛と、なみなみならぬ開拓力が生み出した場所。 今回はそんな上山さんご夫妻が、13万坪という広大な山を購入してまで『おじろじろキャンプ場』を作ろうと思った理由について伺いました。 元々山を購入する前は、恭平さん・知沙子さんともに大阪

    • おじろじろキャンプ場|兵庫県美方郡香美町(その①)

      兵庫県北部の香美町小代区。この地の山奥に、ご自身で山を開拓してキャンプ場を作っている方がおられるといいます。 それを聞いて「山って個人で開拓できるものなの?」と、そんな疑問が浮かんだ筆者。どんな方がされているのか、是非その方たちにお会いしてみたいと思いました。 今回は、山中でキャンプ場を営み自然とともに生きるご夫婦のご紹介です。 小代区の村々を抜け、勾配のある山道を登ること十数分。山陰海岸ジオパーク「新屋八反滝」からさらに砂利道を進んでいくと、険しい山道の奥に突然木々のない

      • あわくら温泉 元湯|岡山県英田郡西粟倉

        鳥取県と兵庫県との県境に位置する人口約1,400人の小さな村・西粟倉村にある温泉ゲストハウス、「あわくら温泉 元湯」。 西粟倉村の穏やかな景色を楽しみながら車を走らせていると、「あわくら温泉 元湯」「ようこそ!」と書かれたのぼりがはためいているのが見えてきました。 出迎えてくださったのは半田 守(はんだ まもる)さん。このお宿のオーナーをされています。 20年ほど前まで、この場所は地区が管理されている場所として、地域にお住いのおばあちゃんが番台をする宿屋だったそう。 その

        • Fam|鳥取県八頭郡八頭町

          鳥取県八頭郡八頭町で、「1日1組で営業される古民家宿のオーナーが素敵ですよ。」と聞き、取材に行ってきました。 しっとりと小雨が降る中、車を走らせると一面に田んぼと畑で開けた視界の中に熊の親子が手を振っているイラストが飛び込んできました。「わー、出迎えてくれてる~」と嬉しい気持ちでたどり着いたのは、一日一組の貸し切り宿「Fam」さんです。 オーナーの北村直人さんは、2021年7月に宿をオープンして以来、お一人で切り盛りされています。北村さんが運営されるまで、この場所はバイクで

          人と人が出会って、繋がる|笑顔の連鎖②

          前回の記事はこちら→〈「また帰ってこいよ」と言ってくれる人がいる|笑顔の連鎖①〉 美しい棚田が広がる、のどかな里山。兵庫県北部に位置する、香美町小代区で「スミノヤゲストハウス」を営んでおられる田尻 茜さん。現在は4年目となり、茜さんはその間にお母さんとなりました。 「色々なお客様に抱っこされているので、人見知りがないんですよ。今まで、100人以上には抱っこされていると思います」 茜さんは、そんな風に色々な人に関わりながら子育てできる環境がとても気に入っておられます。 そし

          人と人が出会って、繋がる|笑顔の連鎖②

          「また帰ってこいよ」と言ってくれる人がいる|笑顔の連鎖①

          美しい棚田が広がる、のどかな里山。兵庫県北部に位置する、香美町小代区でゲストハウスを営んでおられる、田尻 茜(たじり あかね)さんに会いに行ってきました。 昔ながらの民家が並ぶ通りの坂道を登っていくと、大きく空いた窓から、和やかに談笑をしている声が聞こえてきました。そこが今回ご紹介する茜さんがオーナーをされている「スミノヤゲストハウス」です。 外からお声かけすると「いいよ、上がってー」と、赤ちゃんを抱っこした茜さんが出迎えてくださいました。 スミノヤゲストハウスは、古民家

          「また帰ってこいよ」と言ってくれる人がいる|笑顔の連鎖①

          木に触れる、小さな町のちえの森

          皆様にとって「図書館」とはどういう場所でしょうか? 本を借りに行く場所、静かに調べ物をする場所…など、読書にかかわるイメージがほとんどではないかと思います。 しかし智頭町にある図書館では「本だけではない楽しみ方」ができるのです。 今回はそんな『ちえの森 ちづ図書館』でできる過ごし方についてのご紹介です。 開放的な高い天井に、ぬくもりのある木製の本棚や机、そして奥には畳。 館内に入ってみると、自身にとっての図書館のイメージとは全く異なった景色が広がっていました。 見慣れない

          木に触れる、小さな町のちえの森

          最後までお付き合いできるモノ選び|人とものを結ぶ②

          〈前回の記事はこちら→ 魔法でモノはできない 人とものを結ぶ① 〉 鳥取駅前にあった店舗から移転され、現在の場所にオープンされたのが15年前。 移転の際に、古い建物を改装して店舗にしたこと、アンティークの仕入れを始められたこともあり「直しながら使う」のがこれからのテーマと確信したそう。 「古いものを直しながら使う」 そのメッセージを発信するために金継ぎ教室やダーイング教室など、教えてくださる方を招いて「お直し」をテーマとしたワークショップも行ってこられました。今では人気の

          最後までお付き合いできるモノ選び|人とものを結ぶ②

          魔法でモノはできない|人とものを結ぶ①

          鳥取県鳥取市の老舗商店が並ぶ瓦町商店街、近くを流れる川からの風が心地よい、コトとモノの店【BRUN×WORKS(ブランワークス)】さん。 ステンドガラスがはめ込まれた扉の向こうに見えるのは、作り手の気配を感じる生活道具、ヨーロッパの片田舎の教会で誰かが座っていたであろうアンティークチェアなど、人の息遣いが感じられるものたち。 約束の時間より少し早く着いた私は、嬉しい溜息が出るのを抑えきれず、気になった器を手に取ると、おおらかに包み込んでくれるようなやさしさがふわっと押し寄

          魔法でモノはできない|人とものを結ぶ①

          アメリカと鳥取と食文化|やさしい味の記憶②

          〈前回の記事はこちら→ 大事なものを守る方法|やさしい味の記憶① 〉 スープ料理家の東條 真千子(とうじょう まちこ)さん。 東條さんがお住まいなのは、日本より遥かに大きな国土を持つアメリカのロサンゼルス。 アメリカの人口は日本の2.6倍以上、面積は約26倍もあるんだとか。 東條さんのブログを拝見していると、日本ではめったにお目にかかれないようなビッグサイズの野菜や、色とりどりの野菜たち、見たことのない形のパスタなどの写真が並んでいます。 国内で過ごすことが多くなっている

          アメリカと鳥取と食文化|やさしい味の記憶②

          大事なものを守る方法|やさしい味の記憶①

          「今晩の夜ご飯は、野菜たっぷりのスープを作ろう。」 私がそう思ったのは、スープ料理家の東條 真千子(とうじょう まちこ)さんのお話を伺った日のこと。 先日、アメリカ・ロサンゼルスにお住まいの東條さんとオンラインでお話をさせていただき、あっという間に東條さんと、スープのある暮らしの虜になりました。 東條さんがスープをよく作り始めたのは、お子様がまだ幼いころだったそう。 グラフィックデザイナーの東條さんは当時、毎日お仕事と子育てで大忙しの日々を送っていました。 お仕事も楽しく大

          大事なものを守る方法|やさしい味の記憶①

          お直しは使うために|金継ぎのある暮らし②

          〈前回の記事はこちら→輝く繕の跡|金継ぎのある暮らし① 〉 漆を使って器のお直しを行う、島根県ご出身の金継ぎ師guu.さん。(以下、guu.さんと称させていただきます) 普段はお仕事で金継ぎをされることが多いようですが、日常でもご自身やご家族の器を修繕されたりすることもあるそうです。 また、針と糸を使った衣類の修繕法である「ダーニング」もguu.さんの趣味のひとつ。 穴の空いてしまった靴下を直して履いたり、亡くなったお祖父様の虫食いシャツを直したり…。 日常の中にもお直し

          お直しは使うために|金継ぎのある暮らし②

          輝く繕の跡|金継ぎのある暮らし①

          島根県出身の金継ぎ師guu.さんのお仕事は、そんな金継ぎを用いて器を修繕したり、金継ぎ教室を開いて生徒さんに金継ぎをお教えすること。(以下、guu.さんと称させていただきます) HPを訪れると、繕った跡が美しい器の写真、そして興味深い金継ぎについての様々なお話との出会いがありました。 そんなguu.さんが金継ぎに出会ったのは漆造形分野を専攻していた学生時代。 初めて金継ぎで修繕したものは、アルバイト先のお猪口でした。 誤ってお猪口を割ってしまったguu.さんに対し、 「漆

          輝く繕の跡|金継ぎのある暮らし①

          小さな幸せ|店舗をもたない小さな花屋②

          〈前回の記事はこちら→ 自然が呼んでいる|店舗をもたない小さな花屋① 〉 植物を通じての活動で、暮らしに彩りを添えてくださるTori-ne(トリノネ) 中森恵美(なかもりめぐみ)さん。 今後は、自分の箱(アトリエ)作りに挑戦されたいそうです。 その場所は、現在はまだ電気すらない古い納屋。ご自身では秘密基地とも呼んでおられます。 今後、こちらの秘密基地で、どんな作品が生み出されていくかとても楽しみです。 最後に、中森さんが大切にする暮らしへの想いをお伺いしました。

          小さな幸せ|店舗をもたない小さな花屋②

          自然が呼んでいる|店舗をもたない小さな花屋①

          鳥取県、近くに大山が見える場所で活動をされるTori-ne(トリノネ) 中森恵美(なかもりめぐみ)さん。 普段は、SNS・口コミからのご注文で植物のアレンジやリース制作、生け込みの他、ワークショップの開催、イベントへの出店などの活動をされています。   私が、中森さんのことを知ったのは、Instagramの投稿から。 ふと目にした、一枚の投稿に目を奪われました。(アイキャッチ画像に掲載させていただいたお写真です。) 山や道端で見かける草花が中森さんの手により、リースになった

          自然が呼んでいる|店舗をもたない小さな花屋①

          鳥と共にゆったり過ごす|野鳥撮影②

          <前回の記事はこちら→大自然を写真に収める|野鳥撮影①> 普段は出身地の兵庫県・香美町小代区をフィールドに、父が営む造園業にお勤めの小林 諒多(こばやし りょうた)さん。 お仕事の空き時間やお休みの日に、趣味として野鳥の写真撮影をされています。 野鳥撮影を始めてからは、足を運ぶ先々で鳥の声を効いて楽しむように。 「ここにはこんな鳥がいるんだー!」「ここは緑が生い茂っているのになんで鳥の気配がないんだろう?」と、暮らしのなかでも自然と意識するようになったのだとか。 野鳥に興

          鳥と共にゆったり過ごす|野鳥撮影②