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コロナうつでは死なせない!

中学受験決戦の最中ですが、今日はこちらを。
(後ほど、節分(今年は2月2日が節分!)の
メッセージを発表するので、待っててね)

巣鴨学園が送り出した精神科医の鹿目ドクター。
巣鴨魂を持っている、熱い先生です。
「医者になった以上は患者を救う!」って
志高いドクターなんですが、まあ、なんやかや
ご縁があって、お友だちになり
昨夏、この本をご一緒にしたためました。

猫楽表紙

(お求めはこちらから ↓)

こちらは「コロナうつにならないための方法」
って感じのことが書かれている本です。

ところが、最近、先生がものすごく凹むことが
起こりました。

コロナによって鬱を引き起こし、結果的に
命を絶ってしまった患者さんが出てしまったと。

精神科医だって、普通の人間だからね、
心の痛みをダイレクトに感じるってことだよね。

「ひとりでも多くの人に、この現状を知って
もらい、ひとりでも多くの人に『明日も生きる』
ことを選択して欲しい!」って言われて
「ああ、これって巣鴨らしいな」って思って
一肌脱いだ記事がこちらです。

前後編に分かれてしまった大作になりました。

↑ 上がプレジデント版、下がYahoo!ニュース版
(Yahoo!はコメント機能付き) 

そして、今朝、後編がアップされました。

私が先生に取材していて、印象的だったことは

私が「そもそも、自死って何が悪いの?」
的なことを聞いた時に、明確に「悪い!」って
「自死を否定」
されたこと。

記事にもありますが、「自死は自分の選択の
ように思われがちだが、自死のほとんどは
〈うつ〉という〈病〉が、その選択をさせて
いることなので、自分の意思ではないから」
と言われたことがね、そっかぁ・・・って。

「自分の意思でない選択で、人生を突然
終わらせていいわけがない!」
って静かに
でも熱く語るんだよね。

更にね、記事には落ちてるんだけど
比較的大きな精神科ではソーシャルワーカー
と呼ばれる福祉のスペシャリストや
傾聴を専門にしているボランティアさん
或いは、自助会などに繋がることができ
その多くは無料なんだよ。

(記事では無料ではない場所もあるので
無料表記を泣く泣く落としたんだが
大抵は無料ね)

私が「でも死にたい人を止める力は
精神科医にもないのでは?」疑惑を口に
したらね、先生がこう言ったのよ。

「確かに、完全に自死を止める術はない
かもしれない。でも、だからといって
医療は無力ではないです!」ってね。

何でもそうだけど、一人思い悩むと
誰かと繋がることもできず
勇気を出して、繋がりを持とうとしても
変に「あしらわれた感」を感じると
そこで「カットオフ」になって、絶望感が
増しやすい気がするんだよな~。

完全無欠な改善方法なんて、どこにも
ないけど、ドクターもナースも精神福祉士も
更に周辺にいる医療・保健スタッフたちは
どうにか生きる気力すら失ってしまった
人の支えになろうと、日夜、頑張っている
っていう現実も見えて来て、勉強させて
もらった取材。

よかったら、プレジデントの記事を
読んでみてくださいね。

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鳥居りんこ
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