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資生堂の「赤のライブラリー」と「猫みたいに楽に生きる5つのステップ」
銀座に花椿通りというところがあって
まさに資生堂のための通りのような
ネーミングなんだが、その資生堂ビルの
1階に「赤のライブラリー」という場所
がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1697422778653-lNz4rymhYm.jpg?width=1200)
名前のとおり、赤にまつわる書物を
集めていて、誰でも無料で何時間でも
楽しめる、とっても居心地の良い図書室。
![](https://assets.st-note.com/img/1697422936210-z4K5oCXrDq.jpg?width=1200)
久しぶりに真行寺君枝さんの「ゆれる
まなざし」を目にしたけど、当時は
資生堂のつり革広告で「あ~、秋が
来たんだな」とか「もうすぐ春だ!」
っていう季節を感じて、少女の私は
それだけでウキウキしていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1697423068083-ryv6hLqRhq.jpg?width=1200)
資生堂と言えば、母の鏡台を思い出す。
上の写真のオイデルミンもそうだけど
母の鏡台には赤の瓶が並んでいて
彼女が鏡に向かって、慎重に引く紅が
妙に艶めかしくて、子ども心にドキドキ
したものだ。
赤は紅で朱色で、時にはワイン色で、様々な
光を織りなすと同時に、その時々の心模様も
映し出す。
![](https://assets.st-note.com/img/1697423401256-5rpDa32VhV.jpg?width=1200)
少し前に白内障の手術をしたのだが
その時に「聴く読書」なるものに
救われた。
朗読のプロが澄んだ声で読む言葉たちに
癒された。名作を声で聴くのはアリだ!
という発見をして、入院生活も悪くなかった
ことを思い出す。
「聴く読書」というものはオーディブルと
いう名で、今では広く知られているのだ
そうだが、そう言えば、拙書もオーディブル
になったらしい。
この本は「読む解毒剤」というコンセプトで
書いた本だが、眠れない夜にこそ読んで欲しい
と思って綴ったので、「聴く読書」にこそ
相応しいかもしれない。
今なら、無料視聴可能ということなので
眼が冴えてしまった深夜に、聴くともなしに
聴いていただけたら、書き手冥利に尽きると
いうものだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697424031600-QwP1cMvBgb.jpg?width=1200)
「赤のライブラリー」に話を戻す。
とにもかくにも、赤に囲まれた場所なんだが
特に女性は、いるだけで色んな事を想うとみる。
情熱、瑞々しさ、炎、愛、朝露、ジェラシー
眩しさ、ときめき・・・
赤には女の数だけ、物語があるのだ。
銀座にお出かけの際は、是非!
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![鳥居りんこ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12856034/profile_aec2dc6aefacdb142fa06edcb0ba0f9d.jpg?width=600&crop=1:1,smart)