資生堂の「赤のライブラリー」と「猫みたいに楽に生きる5つのステップ」
銀座に花椿通りというところがあって
まさに資生堂のための通りのような
ネーミングなんだが、その資生堂ビルの
1階に「赤のライブラリー」という場所
がある。
名前のとおり、赤にまつわる書物を
集めていて、誰でも無料で何時間でも
楽しめる、とっても居心地の良い図書室。
久しぶりに真行寺君枝さんの「ゆれる
まなざし」を目にしたけど、当時は
資生堂のつり革広告で「あ~、秋が
来たんだな」とか「もうすぐ春だ!」
っていう季節を感じて、少女の私は
それだけでウキウキしていた。
資生堂と言えば、母の鏡台を思い出す。
上の写真のオイデルミンもそうだけど
母の鏡台には赤の瓶が並んでいて
彼女が鏡に向かって、慎重に引く紅が
妙に艶めかしくて、子ども心にドキドキ
したものだ。
赤は紅で朱色で、時にはワイン色で、様々な
光を織りなすと同時に、その時々の心模様も
映し出す。
少し前に白内障の手術をしたのだが
その時に「聴く読書」なるものに
救われた。
朗読のプロが澄んだ声で読む言葉たちに
癒された。名作を声で聴くのはアリだ!
という発見をして、入院生活も悪くなかった
ことを思い出す。
「聴く読書」というものはオーディブルと
いう名で、今では広く知られているのだ
そうだが、そう言えば、拙書もオーディブル
になったらしい。
この本は「読む解毒剤」というコンセプトで
書いた本だが、眠れない夜にこそ読んで欲しい
と思って綴ったので、「聴く読書」にこそ
相応しいかもしれない。
今なら、無料視聴可能ということなので
眼が冴えてしまった深夜に、聴くともなしに
聴いていただけたら、書き手冥利に尽きると
いうものだ。
「赤のライブラリー」に話を戻す。
とにもかくにも、赤に囲まれた場所なんだが
特に女性は、いるだけで色んな事を想うとみる。
情熱、瑞々しさ、炎、愛、朝露、ジェラシー
眩しさ、ときめき・・・
赤には女の数だけ、物語があるのだ。
銀座にお出かけの際は、是非!
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